大事なことは伝えよう。

愛のメッセージを確実に届けよう

のつづき。

 

コニーは彼女の息子、ブラッドのよい副操縦士になりたかったので、ポジティブディシプリンのスタディーグループに参加しました。

彼女は参加してすぐに、なぜ彼女が子どもの飛行機のパイロットになろうとすると、悲惨なくらいに失敗するかということがわかりました。

 

いろいろな経験を通して、彼女は子どもの目線で世界を見るということができるようになりました。

彼女が子どもをコントロールしようとするとき、なぜ彼が反抗はするのか、甘やかすと、なぜつけこんでくるのかが分かりました。

 

そして、彼女は、優しさと毅然とした態度が同時に重要だということが理解できたので、彼女が習ったことを実践することを待ちきれなくなりました。

 

 

学んだコニーでしたが、ブラッドが学校をさぼったとわかったとき、新しく学んだことをすっかり忘れてしまい、子どもの飛行機なのにパイロットの席に座り、使い慣れたコントロール型の子育てに戻ってしまいました。

彼女はブラッドを部屋にいれ、彼の無責任な行動に説教したのです。

 

 

ブラッドは、

「うざい!ほっといてくれ!」

 

というと、コニーは、ブラッドの年長者に対する尊敬の念に欠いた態度への説教は熱を増していきました。

 

ブラッドは言い返しました。

「母さんだって俺に対して敬意もなにもないじゃないか。」

 

コニーは頭に来ていたので、そんな風に話す子どもを叩きたくなりました。

しかし、その代わりに、子育てワークショップでやったことが頭に甦りました。

「あなたの愛が相手に届いていることを確かなものにしよう」

彼女は今目の前で起きていることを理解し、アプローチを変えました。

 

「ねぇ、私はあなたの味方だっていうことは分かってる?」

 

ブラッドは言い返しました。

「そんなこと知るわけないだろう。」

 

彼の目から涙がこぼれました。

「いつもいつも俺のことをけなしているのに、どうやって母さんが俺の味方だなんてことが分かるんだよ。」

 

コニーはショックを受けました。

コニーは彼のことをけなしているなんて思ってもいなかったからです。

彼女は、彼の失敗を指摘することで、彼のモチベーションをあげようと思っていたのです。

 

コニーは腕を彼に回し、涙をこらえて、

「あなたを助ける代わりに、傷つけていたなんて、思ってもみなかったわ。ごめんなさい。」

 

彼はいつも説教されていたし、足りないところを叱られ、どうやって彼は親が自分の味方だと知ることができるでしょう。

 

幸運にも、コニーは自分のやっていることを受け止めるだけの十分な学びをしていたし、彼女は自分の行動を変えることができました。

そして、彼女は部屋をでると、

 

「もしよかったら、お互いもう少し落ち着いたら、あとで話をしない?」

 

といいました。