第2章 あなたはだれのそばにいますか?
愛のメッセージを確実に届けよう
子どもは今や自分自身の飛行機のパイロットになりたいと思っています。
彼らは、親に愛してもらいたいし、サポートしてもらいたいし、受け入れてもらいたいと思っていますが、彼ら自身の人生を送るために放っておいてもらいたいと思っています。何かを買ってもらうとき以外は。
多くの親は、子どもの人生飛行機のパイロットになりたがります。
親たちは、子どもにその操縦を渡してしまったら、トラブルに巻き込まれて、傷ついて、失敗して、もしかしたら死んでしまうかもしれないと恐れるのです。
そういった怖れを抱いていると、しばしば効果的でない関わり方をしてしまうし、過剰にコントロールしようとすることで、激しい反抗を招いてしまうことがあります。
もし、あなたが、子どもがスキルのある、そして責任感のあるパイロットになるために勇気づけつつ、必要な時にはサポートしたりガイドしたりすることを可能にする優しさと毅然とした態度をベースにしたポジティブ・ディシプリンを身につけていれば、子どもの飛行機だとしても、副操縦士としていっしょに搭乗することはできます。
実際の副操縦士のように飛行機を飛ばすこともあるかもしれませんが、それは子育てにおいては、非常に稀なことでしょう。