第8章 クラス会議(23)

よくある質問

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Q:

もし生徒たちが他の生徒一人に集団で攻撃しだしたら?

A:

こういったことは時々起こります。

たとえ子どもたちがほとんどの時間をポジティブでヘルプフルなことが大事だということを学んだ後でさえも起こりえます。

フランク・メーダ―によって開かれたあるクラス会議デモンストレーションでのことです。

彼らは、転校生が学校で暴言を吐く問題について話し合いました。

その生徒たちは、その転校生に痛みを伴うやり方で集団であたっているようでした。

フランクは、より効果的な質問によって方向転換をしました。

彼は尋ねました。

「転校生の気持ちをどれくらの人が知っていますか?」

何名かの生徒が、彼らの経験を話してくれました。

それからフランクは、みんなのなかで、どれくらいの人が彼女と友達になろうと時間を使って、ここの学校のルールについて教えてあげましたか?

だれの手もあがりませんでした。

フランクは転校生の方を向き、彼女に、以前の学校ではみんな暴言を吐いていたかどうかを尋ねました。

彼女はそうだと答えました。

それからフランクは、クラスの生徒に、彼女と友達になって、この学校のルールを教えてくれる人はいませんか?と尋ねました。

たくさんの手が上がりました。

それから普段のクラス会議の流れに戻りましたが、雰囲気はポジティブでヘルプフルなものになりました。

生徒たちはこの話し合いはもう十分されたと決めました。なぜなら彼女はルールを知らなかっただけだったのですから。

 

8年生のあるクラスでは、男の子が明らかにほかのみんなに攻撃されていました。

私は生徒に尋ねました。

「もし今あなたがビルの立場だったら、みんなのうち何人くらいが、ほかのみんなに束になって責められていると感じますか?」

ほとんどの生徒が手をあげました。

それから尋ねました。

「みなさんのなかで何名くらいの人が、意見や提案をしているとき、相手の立場に自分が立って、相手のことを想像してみようと思いますか?」

彼らは全員合意しました。

そして、そのように今まで考えたことがなかったことに対しておかしかったことを認めました。

 

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