訳してます。
第14章 あなたが思春期の頃に解決できなかったことを自分の子どもに重ねていませんか?
・あなたはあなたを信頼していましたか?そして、あなたは自分自身の手で自分の人生を切り拓けると知っていましたか?(力)
・あなたはあなた自身についてOKを出せていましたか?そして、自分の居場所があると感じられていましたか?(セルフイメージ)
・あなたの身体的特徴に嫌な気持ちを持っていましたか?(身体的イメージ)
・あなたは男友達、女友達はいましたか? デートはしましたか? 異性に対して偏見を持っていませんでしたか?あるいは同性に対して。(親密な関係)
・あなたは楽しく時間を共にできる友達がいましたか?(友情)
・親を信頼していましたか?大人の手助けや知恵が必要だと感じたときに、相談しにいけると感じていましたか?(親子関係)
他の母親も彼女の16歳の子ども、コーディーの課題について共有してくれました。
彼の社会の先生が、コーディーが10日のうち6日間、遅刻か欠席しているということをいうために電話をくれました。
その先生は、母親がどのようにするか知りたがっていました。
母親はすぐに親子面談を希望しました。
なぜ彼女がそのような対応をしたのかと尋ねると、彼女は、先生によい親だと思われたかったからだと答えました。
今までの経験上、彼女は先生の声を聴くと、自動的に怖れをいだくようになっていたし、すぐに自分は何か間違いを犯したのではないかと考えるようになっていました。そして、どうしたらいいかわからなくなって、彼女のできることをすべて先生に投げてしまったのです。
この母親は仲間といっしょに子育てを学ぶ中で、彼女は、友情や人とのつながりはとても価値があるもので、決して失敗してはいけないという信念を子どものころから持っていることに気づきました。
彼女は自分が失敗したと思った時、すぐに先生の気分をよくしようとしました。
だから、他の人からみて、「適切だ」と見られるような行動をとったのです。そこには、彼女の子どもにとっての「適切だ」という意識はありませんでした。
このケースでは、先生に対する関係よりも、子どもをどのようにサポートしたらいいのかということに焦点を当てることができたでしょう。
もし母親が、彼女の未解決の課題に囚われていなかったら、先生の顔色をみて行動することよりも、彼女の息子が今なにを感じていて、それについてどうしたいのかということを話し、見つけ出そうとすることもできたでしょう。
彼女は、その課題について息子と話し合ったかどうかということを聞くこともできたはずです。
また、彼女自身は子どもの行動は認めないけれども、それは、子どもが先生とどうするかということだと考えているということを伝えることもできたでしょう。
もし彼自身が自分でなんとかしたくて、母親に先生と一緒に話すために学校に来てほしいかどうかを尋ねるということもできたでしょう。
あなたの子どものころからの強みや弱みを知ることは、そういったあなたの子育てに対する不安な影響を避けるよい手助けとなるでしょう。
あなたは、あなたの昔からの課題を解決することを手助けしてくれるような友人のアドバイスや情報を使うことはできますし、そうすることで、あなたは、エンパワーされ、勇気づけられ、思春期の子どもに対して効果的な関わりのできる親になれるでしょう。
【今日の一冊】
今日は絵本です。この本は大きいし、分かりやすいし、いろいろと考えていることの枠に気づかせてくれたりします。
子どもたちもわいわいいいながら聞いてくれます。