引き続き、人は集団になると怠けるのか
第2章 社会的手抜きと個人や集団の特質
1・文化と社会的手抜き
様々な国での比較をいろいろな実験を通して比較してある。
結果的には、どの国であっても実験の適正の課題が多すぎてなんともいえない。
2・男女による違い
これも文脈によって違いがでるという結果がほとんどなので、男女で違いがあるかどうかは断言はできないが、ともに社会的手抜きはある。
3・パーソナリティにおける違い
主要5因子性格検査・・・外向性、情緒安定性、勤勉性、協調性、開放性
このうち、勤勉性と協調性は負の相関。外向性は正の相関。
まじめであったり、協調性があったりすればするほど、社会的手抜きは減る。
社交的であればばあるほど、社会的手抜きは増える、ということ。
達成動機・・・仕事倫理、優越性の追及、上昇志向、競争傾向、金銭や物質的富の獲得、支配、熟達
達成動機が低いと手抜きが起きる。など。
4・幼少期の社会的手抜き
4歳くらいからはじまっている。
ある意味社会的手抜きは高度な社会的行為の一つであるとも考えられる。
社会的手抜きと嘘の関連もある。発達的に似ている。
それほど目新しいものではないし、なんとなくそう思っているけれど、しっかりと背景を押さえることは、提案をするときは大切なのだと思う。