第8章 クラス会議(27)

よくある質問

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Q:

もし生徒が仕返しのために議題を使ったとしたらどうしたらいいですか。

私の生徒で、自分たちの名前が議題にあがったときに、その議題をあげた生徒の名前をまた議題にあげるということが起こりました。

 

 

A:

こういったことは、子どもたちが議題にあげるのは、お互いを助けるためであって、やり込めるためのものではないということを学び、信じるまでしばしば起こります。

 

多くの先生は、この問題を、議題箱を作ることで解決しました。

生徒に日が違うごとに色の違う議題用紙に書くようにしてもらいました。そうすることで、どの問題が一番古いものかが分かるようになりました。

 

一方で、どのようにしたら信頼感を増すことができるかということについてのディスカッションについても声掛けをしました。

 

ほかの解決法としては、議題に提案者が名前を書かないというやり方です。

 

それから生徒たちはよくある問題について、解決策に焦点をあてます。たとえだれがそれに関わっていようと関係なくです。

 

このプロセスで、生徒たちに、解決策に焦点を当てるという考えに慣れてもらうことができます。

ほとんどの先生は、最初は議題箱を使っていますが、子どもたちの準備ができていそうであれば、議題についてはオープンなものにします。

 

何人かの先生は、箱の中にコンプリメントの書かれたものを入れてもらったりもします。

 

紙に書かれたコンプリメントは、口頭でそれぞれがコンプリメントを言う前に、読まれます。

 

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