第8章 クラス会議(26)

よくある質問

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Q:

子どもがどういったことであれ、自分たちがしたことを認めない場合はどうしたらよいでしょうか。

A:

クラスが一旦信頼と助け合いの雰囲気がつくられてしまっていれば、子どもたちが認めて、責任を取ることを嫌がることはまれです。

 

この雰囲気ができあがる前であれば、あなたは、何が起きたのかを誰かに尋ねてみてもよいでしょう。

 

生徒に起こったことをロールプレイしてもらう先生もいます。

ロールプレイはほとんどの場合ユーモアあふれるものとなり、みなが声をあげて笑うでしょう。

ロールプレイは時々ではありますが、嫌がる生徒に本当にどのように起こったのかについて話すことを促すことがあります。

 

また、この機会を使って、なぜ自分たちのしたことを認めることを嫌がるのかということについての質問を投げかけるのもよいでしょう。

「もしあなたが、他の人たちがあなたを助けるかわりに傷つけると考えていたとしたら、自分のしたことを認めたいと思う人は何人くらいいますか?」

「身に覚えはないのに、他の人に何かを責められた経験がある人はどのくらいいますか?」

こういう質問をした後で、もし次に同じ問題が起こったら議題にあげて、とりあえず今回は当事者のやってないという意見を聞くのはどうかと問いかけるととても効果があることを多くの先生は分かるようになりました。

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