ポジティブディシプリン 子育てツール1
「サイレント・シグナル」
ついついあれこれ子どもに口出しをしたくなってしまうことって結構ありませんか?
「服を脱ぎっぱなしにしないで!」
「リビングのおもちゃ、片付けて!」
「お風呂洗いの当番だったよね!」
などなどなどなど、際限なく続けることもできますよねw
言われている子どもも、「今やろうと思ってた!」などと言い返したくなってしまったりもします。
子どもが元気なときや機嫌がいいときだったらいいですが、そうじゃないときに強い感じで言ったり、何度もしつこくいうと、それに反発してしまうのは仕方のないこと。
だったら少なくとも反発を生まないように伝えるというのもありかもしれませんね。
そんなときに
「サイレント・シグナル」
これは、子どもがそれを見ればやるべきことを思い出す、というものです。
前提は、子どもと話し合って決めるということ。
母「(落ち着いているときに)あのさぁ~もう洗濯物なんだけど、何度も何度もいうのママも嫌なんだよね~。放っておかれても困るし。あなたはどう?毎回毎回そうやっていわれていると。」
子(小学生中学年くらいまでかな?)「別に~」
母「ま、そうだよね、あなたは困らんよねw じゃガミガミ言われるのと言われないのとどっちがいい?」
子「言われない方がいい」
母「だよね。ママもそっちのほうがよくてさ。ちょっと洗濯物片づけるサインをつくってみないかな?そうしたらガミガミ言わなくて済むし。なんかいいサインのアイディアない?」
子「こんなのはどう?」
母「いいわね。じゃちょっとそれでやってみようか」・・・・・・
という感じですかね。
もちろんこのあとすぐにできるときもあるでしょうし、しばらく定着するまでに時間もかかることもあるでしょう。
それでも、そのまま効果がない「ガミガミ」を続けるよりはベターではないでしょうか。
私もよく使います。
子どもってこういう二人だけの作戦とか好きですしね。
ということで、ポジティブディシプリン子育てスキル1でした。
いかがでしたでしょうか。
ポジティブディシプリンの大切なことは、子どものライフスキル・コミュニケーションスキルを育むことです。
その場しのぎの関わりよりも、大人になったときに必要なスキルを育てることを常に大切にしています。
例えば子どもたちには、「自律」生活できるようになってほしいですよね?
そんななかガミガミ言い続けていて、たとえそれでやったとしても「自律」にはつながりませんよね。
しかし、このポジティブディシプリンの子育てスキル1を使うことで、「自律」という力を育むことにつながるわけです。
このようにポジティブディシプリンで使うスキルは、すべて子どもが大人になるまでに身に付けておきたい力につながるものになっており、52のツールがあります。今回のようにその1つのスキルをさらに様々なやり方で考えるので、その数は無限大!w
週1回くらいのペースで書いていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
サイレント・シグナル 音声版
その52のスキルや自立した大人に育てるための子育てを日本で数少ない認定エデュケーターから学べます。
ポジティブディシプリン 体験会、ベーシックコース
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