以前紹介したこちらの本。
私の塾でも参考にしていますし、具体例が豊富で、中学生の学び方としてとても納得の一冊でした。
その著者である伊藤先生の新しい本。
タイトルは、へそ曲がりな私には正直あまり響きませんがw、中身が勝負!
書いてあることは、前回同様に伊藤先生の実践と経験と理論を踏まえた基本中の基本が書かれています。
そして、上記の通り、理論だけではなく、実際にどのようにするのかという実践可能な具体例が書いてあるところが好きです。
実際、私の塾でも同じような関わり方をしています。
特に記憶法の講師としては、
”「覚えよう」という意識がないと、書き取りはただの作業でしかありません。”
というところは本当に共感。
常々思っているのは、学校の勉強は頭を使って覚えるのではなくて、体を使って覚える手続き記憶で覚えさせようとしているんだということです。
だから、子どもたちは記憶法をやると、「頭、使った~!」というのです。
この本にも書いてありますが、そういうやり方を否定しているわけではありません。その「心構え」が大事だということです。
その心構えなしにやると、身に付けることが困難だし、時間もかかる。なんでも早くやればいいというわけではありませんが、質と量は大事だと思っているので、無駄に時間をかけることは私はあまり好きではありません。
学習法についてもすごく大切なことが書いてありますが、そこに欠かせない基本的心構えも合わせて書いてあります。
子どもが小さくて、これから子どもの学習に関わるだろうことが予想される人、また、今までやってきて、なかなかうまくいかないな~と思う人には最適だと思います。