中学校での思春期講座。
土曜日ということもあり、お父さんも数名参加。校長先生、教頭先生も参加されていて、とても素敵な会でした。
アドラー心理学ということだってけれど、時間も1時間30分。細かい理論を話すよりも、ダイレクトに思春期に対して。
一番伝えたかったのは「大丈夫ですよ。」ってこと。
結構自己開示する内容だったので、最初のアイスブレイクに20分くらい時間をかけました。
その後グループ分け。自己紹介を兼ねて、さらにアイスブレイク。
いい感じになったので、軽く対話。
「思春期はいつからだと思いますか。」二人組、あるいは三人組で考えてください!(20秒)
はい、ありがとうございました。
私からポイントを解説。
次に、「じゃぁ思春期って何ですか?」
5グループを3グループと2グループに分け、3グループは、夢のような優等生。だれもがうらやむ優等生のイメージ像を大げさに。2グループは、思春期のあるあるイメージ像を大げさに。
これがまたなかなか面白かった。
「だれもがうらやむ優等生」
・学年一番、部活全国大会優勝、賞を矢継ぎ早にもらえてウハウハ、親と仲良くなんでも話せる、彼女がいてラブラブ、友だちが多い、失敗なんて怖くない、健康
「思春期あるある」
・すぐ部屋にこもる、いつもイヤホン、口こたえをする、返事はするけど行動しない、不機嫌、しゃべらなくなる、頼みごとをするときはかわいい、意味もなく相手も本人もイラっとさせる、自分のやりたいことだけする、異性の目が気になる。
それぞれの内容を発表。このワークのポイントを解説。
次に、「では、いったい思春期はいつ終わるのでしょうか?」
という問いかけ。
「ここで、ちょっとみなさんの思春期を振り返ってみましょうか。」
自分が思春期のころ、どんな風だったかを書いてみましょうか。あとで読み合えますが、無記名なので、誰かはわからないようにしますからね。ぜひ思う存分書いてくださいね。
(一応私の事例を提供)
もう、これがおもしろくて、おもしろくて。いや~みんな素敵な思春期を送られていたようで・・・w
言える範囲でw
・外ではニコニコ家では感じ悪い、朝起こしてもらえないと切れる、親に内容で長電話。聖子ちゃんファンで教室や文化祭で歌っていた、勉強はまったくしない、親にだまってネコをかっていた、普通過ぎてつまらない思春期、自分は親友っていなかった、父と話すのが嫌だった、赤玉パンチにはまっていた、毎日友達と帰るために通学路ではない所を通っていた、校則違反のパーマをかけてクルクルになってしまい、何日も学校を休んだ、超ロングスカート、ぺちゃんこカバン、母親のいうことになぜかイライラしてあたる・・・・
まだまだあるんですけど、も~みんな、やり手!!!! www
そして、ポイントを解説。
「では、その思春期の自分に、親にどうしてもらいたかったか、あるいはどんな風に接してもらえてうれしかったかを聞いてみましょう!」
これまた素敵な答えがたくさん。
・話を長々とするので具体的に短く要点を絞ってほしかった、話す機会をつくってくれた、自分の得意とすることを聞いてほしかった、兄弟まとめるのではなく一人一人関わってほしかった、親は私に無関心なようでしたが信頼していたからだと思います、親がいろいろやってくれたが逆に重荷だった、「やりたいことはやればいいよ。」「何があっても親は子供の味方で守るよ。」と言われ続けた、自由にさせてくれてよかった、干渉されなかった、何も聞かずにいてくれた、心の中に思っていることをはっきりってほしかった、放っておいてほしかった、話す気分になったときは聴いてほしい、などなど。
まだまだたくさんありましたね~
そして、まとめのプリントを配布。
最後に、今日の講座の流れは「対等・相互尊敬・相互信頼」に基づいたものであるということを話して、振り返りタイム。
個人の振り返りのあとに、グループでシェア。
いや~今日もおもしろかった!