こちらを少しずつ自分なりに訳してみています。
第3章 あなたの子育てスタイルは?
れんが、しきもの、幽霊、それとも?
子育てスタイルは、勇気づけにも勇気くじきにもなります。
この章では、4つの子育てスタイルについて話してみようと思います。
3つのスタイルは勇気くじき(その場しのぎで短期的な子育て)で残りの1つが子どもにとっても親にとっても勇気づけになる子育てスタイル(長期的な視点でみた子育て)です。
どういう子育てであれ、有能感を持つ大人になるために子どもを勇気づけない子育てスタイルは、短期的な視点であり、その場しのぎの子育てです。
長期的な子育ては、彼らが人生を成功に導くライフスキルを身に付けるように援助します。
そして、幸せに、また、社会の一員として貢献できるようになります。
ハリール・ジブラーンの「預言者」のなかの「子どもについて」の章で、私たちが主張している子育てスタイルを美しく描いています。
あなたの子どもは、あなたの子どもではありません。
彼ら自身のために生きたいという情熱の息子であり娘なのです。
彼らは、あなたを通ってきますが、あなたから来たわけではありません。
そして、彼らはあなたと一緒にいますが、あなたのものではありません。
あなたは彼らに愛を与えてもよいですが、考えを与えてはいけません。
彼らは彼らの考えを持っているのだから。
あなたは、彼らの体と共に過ごすかもしれませんが、魂も共に過ごすわけではありません。
彼らの魂は、明日とともにあり、そこをあなたは訪れることができません。たとえそれが夢のなかであっても。
あなたがかれらのようになろうとしてもよいですが、彼らをあなたの思うようにしてはいけません。
人生は後戻りもできませんし、昨日に留まっていないのだから。
このジブラーンの美しく、シンプルな詩は、心に語りかけますが、ほとんどの親が、この詩をどのように普段の生活に落とし込めばよいのかわかっていません。
この本を読み進めていくと、子育てスタイルをどのようにしたら変えられるのか、ということや、過保護・過干渉ではなく、能動的であり、勇気づける子育てをするにはどうしたらいいのかというたくさんの知見を知ることになるでしょう。
また、この本では、子どもにも大人にも尊敬の念をベースにした、ティーンの親が気になる様々な困難に対して、長期的視点に基づき、子どもにも大人にも尊敬の念のある、多くの子育てのスキルを含んでいます。