高度消費社会と学習理論を絡み合わせた内容から始まり、働き方と学び方のつながり、実際の授業の展開事例と続く最初の第1~3講
授業の中で、何をどのように考え、子どもたちの動機づけを行っていくかということを具体事例で伝える次の第4~6講
そして、先生たちに投げかける「覚悟」へとつながる第7~10講
一般、個人間、個人という流れ。
まさに、この本に書いてあるメタ認知に必要な知識のうちの1つ「人間の認知特性についての知識」となっていると思った。
読み終えて感じたのは、「覚悟」
これからの社会変化に対して、本気で向き合っていく覚悟。
今までの授業を問い直すという覚悟。
そして、なによりも自分自身のあり方を問い直すということに対しての覚悟。
それを投げかけられた。
私自身を振り返ると、そもそもその「覚悟」を持って仕事を個人で営んでいるから、向き合わざるをえない。
むしろ、自分でそういう道を選んだ。
しかし、やはり今でも安定していればしているほど、その「覚悟」が緩んでしまうような気がする。
そんなときはこの本を読み返そうと思った。
また、私は無理やりそういう「覚悟」を問われる機会を得られるけれども、学校の教師という職業は、私以上に「覚悟」を考える機会を意図的に増やしていく必要があるのではないかということも思った。