「先生らしい自分ではなく、自分らしい先生」みんなの教育サミットinあいち 公立教育の話を聞いて感じたこと

みんなの教育サミットinあいち~15歳までの選択肢~

公立小学校の教員である成田翔哉先生

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とても素敵な先生なんですが、まずはこの場にいっしょに立ってくれたことに本当に感謝でした。

成田先生のよさは、その元気の良さ。明るさ。

それがしっかりと隣の部屋まで伝わるくらいの時間でした。

 

「先生らしい自分ではなく、自分らしい先生」

この言葉に救われた初任のころの成田先生がいたそうです。

これは親にもいえることなのではないかと思っています。

「親らしい自分ではなく、自分らしい親」

なにかの枠に自分を当てはめていくのではなく、その人しかなれない親であればいいのだと思います。

 

「地域」

ただ「そこに住んでいる」という理由だけで、同じ学校で過ごすわけです。

そして、そこにこそ公立の意義があるのだと思いっています。

今後の学校の役割として、強く意識すべきことは、そういう地域の人的なセーフティネットであるということだと思っています。

今までは一人一人の子どもたちを伸ばしていく、ということに重点をおいていたと思います。

それは社会経済が右肩上がりで、ほとんどがその流れに乗っていけるという前提があったために、それほどつながりを意識せずとも、個人が伸びればよかったのだと思っています。

しかし、今後の日本の未来を考えてみると、今までそれほど注目されていなかった「つながり」に意識を向けていく必要があると思っています。

プレゼンの最後に、成田先生の地域の保護者が企画したBBQの写真がありました。

先生と保護者と子どもが笑顔で映っていました。

地域によってこういったことができるとかできないということではなく、イメージとして、こういったつながりを持つことが大事だと思っています。

 

とかく批判されがちな公立の先生。

でも、批判だけでは何も生まれません。

お互いを理解し、協力することで、大きな力が生み出せるのだと思っています。

学校システムの構造上、やむを得ないこともたくさんあると思います。

しかし、それを越えていけるくらいの可能性がそこにはあると私は信じています。

 

こういう集いに公立の先生が登壇することは、実はあまりなかったりします。

そんな機会を引き受けてくれた成田先生、本当に感謝しかないです。