高校での講座。最終章。
基礎学力の定着と社会性を身につけるための良い手法は?
まずは、基礎学力って何でしょう、という話。
今、この高校に入って必要な基礎学力。大学に進学する生徒はそれほどおらず、就職や専門学校に行く生徒たち。
その子たちにとっても基礎学力はなにか?と考えると、
「人とつながる力」が基礎学力なのではないでしょうか?
もちろんあくまでこれは私の私見に過ぎませんが、これから彼らが基礎として持っておかなければいけないのは、学校でやるような勉強ではないような気がします。
社会にでる一歩手前。
そのように捉えれば、基礎学力と社会性を同時進行で身につけることはできるのではないでしょうか。
「人とつながる力」それは、「助けてといえる関係」「助けようか?といえる関係」
そうとも言えるかと思います。
時間がなく、「社会」とはというところまで話せませんでしたが、それを踏まえても、出来る方法といえば、
やはり
「クラス会議」
を紹介しました。
アドラー心理学をベースとして、クラスのつながりを育むことができるものだと。
一人一人が対等の一人の市民として意見を伝えることにつながっていく実践。
やり方は簡単。
輪になって、雰囲気が温かくなるような活動を入れ(例えば、ありがとう見つけ)、個人やクラスの議題を話し合う。
それだけ。
これは社会に出るために必要なスキルや態度が全てつまっているものなので、ぜひトライしてみてください。
私が思うに、この学校に来ている生徒は、地元を支えていく子どもたちだと思っています。
そういう子どもたちが自分自身を大切にし、仲間を大切にするということを身につけることは学校教育の最後にできることかもしれません。
これからの地元の未来を創り上げていく生徒たちだと思って、ぜひ一緒に学んでいくといいんじゃないかと思います。
ということで、高校編終了。
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