限定的選択肢を提示する

第12回 ポジティブ・ディシプリン

第1章 ポジティブ・ディシプリンとは?

限定的選択肢を提示する

本文より:適切であればいつでも、子どもに少なくとも2つの許容できる選択肢を与えます。

キーワードは、適切である、と、許容できる、です。

特に小さい子どもにとって適切でない選択肢があります。

適切ではない選択肢とは、

歯を磨きたいか磨きたくないか

学校に行きたいか、行きたくないか

だれかを傷つけたいか、傷つけたくないか

屋根に上りたいか登りたくないかといった危険な状況に関することなどです。

 

コメント:学校行きたいか、行きたくないか、は選択肢にいれてはだめなんですね(笑) このあたりは各国の状況があるでしょうね。アメリカなどであれば、行く学校を選ぶことができるので、選んだ上で、ということであれば、そこに選択肢はないということなのかな。

 

 

本文より:許容できる、ということは、子どもがどちらを選んでもあなたが気にならない選択肢です。

例えば、

お金を貯めるか、貯めないか。

ピアノの練習をするか、レッスンをやめるか。

8時15分に寝るか、8時30分に寝るか。

よごれた服を洗濯籠に入れるか、着たままでいるか。

ただ、汚い服を着たままでいられるのを気に入らない親もいるので、そういう場合は、その選択肢を提示すべきではありません。

 

コメント:このあたりはかなり親の価値観に左右されそう・・・

 

本文より:小さい子どもは、限定的選択肢をそれほど嫌がることはないでしょう。

「道路を渡るときは、右手を繋ぎたい?左手を繋ぎたい?あなたが決めるの。」というような感じです。

子どもは、あなたに教えられている、守られていると感じる一方で、自分で決めることができるという感覚を持てるでしょう。

特に、「あなたが決めるの。」という言葉を付け加えることは、子どもを勇気づけるでしょう。

 

コメント:ほ~こんな細かいところまで聞くんだね~ 基本的にはできる範囲でってことだとは思うけど。子どもには子どもの意志があるのだってことを前提に関わっていこうよってことだと思います。

 

本文より:ただし、子どもが大きくなってくると、選択肢はもっと広げる必要があります。さもないと、権力闘争になってしまいます。

例えば、思春期の子どもに、あなたがこんな風に尋ねるわけです。

「門限は私に決めてほしい?それとも、いっしょに決めたい?」

 

コメント:確かに勝手に親の価値観のなかで決められるとむかつくかも。

 

本文より:ほとんどの親は、子どもと会話をせず、子どもの視点を取り入れず、同意も得ずに門限を決めてしまいます。

これは尊敬の念に欠くだけではなく、反抗を生み出します。

もし、子どもの希望する門限の時間と親の望むそれに大きな隔たりがある場合は、まずは1週間に1回とか2回といったスモールステップで交渉して、合意をとるようにしていけるでしょう。

 

コメント:この最後のところはとても大事だと思いますね~。子どもが成長しているのに、いつまでも大人が、まるで小さい子どもと接するようにすると、ほぼ闘争になるだろうと思います。大人は成長していませんが、子どもは成長しているんですからね。ちゃんとそれを認めることが大事だと思います。

また、まずは少しずつチャレンジというところも忘れずに置きたい視点ですね。

なんでもかんでもやってみないうちから、すべてをダメと決めつけてしまっては、反抗されるでしょうし、たとえそれで言うことを聞いていたとしても、自分で決めることができなくなってしまう可能性につながります。

そうやって、やってみては、考え、やってみては考え、という習慣を身に付けていかせたいですね。

次回は、制限を設ける、です。

Positive Discipline A-Z: 1001 Solutions to Everyday Parenting Problems (Positive Discipline Library)

 

一尾塾 アクティブ・ラーニングコース(小1~小6対象)保護者向け体験&説明会

◆日程:3月4日(土)10:00~12:00

※ほかの日程でも説明会は開催させていただきます。ご希望の日程をご相談ください。

◆定員:4名程度

◆申込状況 あと3名
◆場所:瀬戸市苗場町(お申込みいただいた方に詳細をご案内します。)
◆申込方法
・電話:090-9898-2285(一尾 月~土 9:00~22:00)
・メール:ichiojuku@lake.ocn.ne.jpにメールで、件名に一尾塾AL説明会希望としていただき、お名前、連絡先電話番号、ご希望の日にちと時間帯をご記入して送信してください。

アクティブ・ラーニングコース 概要

一尾塾 2017年度 募集状況

http://www.ichiojuku.com/?p=4850

今後の講座日程

2017年3月1日(水) 13:00~14:30 母親講座 小1~小6の心の移り変わり

2017年3月9日(木) 10:00~11:30 アドラー心理学 エルム勇気づけ勉強会

【残席3!】2017年3月5日(日)12日(日) 10:00~19:00 アクティブ・ブレイン・セミナー ベーシックコース

2017年3月15日(水) 10:00~11:30 勇気づけて躾ける 読書会

直接お電話、メールでのお申込みも受け付けています。

090-9898-2285(月~土 10:00~21:00)

ichiojuku@lake.ocn.ne.jp

ご不明な点などがございましたら、いつでもご連絡ください。