福山先生から本を送っていただいた。
福山先生との衝撃の出会いは、2010年の7月。愛知教育大学でのセミナー。
そのエネルギッシュさと授業を楽しんでいる姿に圧倒されました。
そして、それを支えていると感じた「覚悟」と「子どもに対する信頼」
あれから何度もセミナーを受けたり、お話をさせていただいたりしているけれど、年々研ぎ澄まされていっているような気がしている。
そんな福山先生の本。
こんな風に作文に関われたら、「自分にも書ける!」という気持ちになると思うし、「書きたくなる!」とも思う。
現在夏休みに読書感想文講座を開いて、子どもたちといっしょに作文を書いているが、子どもたちは自分が作文を書けると、本当にうれしそうな顔をする。
自分の気持ちが言葉になることは、創作活動であり、図工や美術と同様な楽しさがある。
自己表現できることの楽しさ。
子どもたちは「書く」ということが、本来は好きなのだと思う。
それを最大限に引き出すことのできる本だと思う。
それは、この本の目的が「上手な作文を書かせることが目的ではない」ということがある。
「書く楽しさ」につなげることが目的。
だからこそ、子どもたちもきっと楽しく取り組めるのだと思う。
この本は実践の仕方から、配布するものまですべて準備されている。
低学年であれば、事例だけで22事例。
まずは2週間に1回というペースでも十分だと思う。
とてもスタートしやすい内容。
しかも、子どもたちが自分たちの日常にしっかりと目を向けられる内容もあれば、想像力を育む内容、家族や友人との交流を深める内容まで盛りだくさんだ。
作文指導、なにから手を付けたらいいかわからない、という先生にはうってつけだと思う。