PART 2 見えない問題を見抜くため「心の扉」を開ける
~私たちを邪魔するものの正体はなにか?~
「見えない問題を見抜く力」長ったらしいから、「ひらめき」ということにしている。
その「ひらめき」を発揮できない理由があるという。
対比で表現されている。
1:誤った考えに固執している⇔誤った考えから解放されている
2:経験不足⇔十分な経験がある
3:消極的な姿勢⇔積極的な姿勢
4:具体的な考えにとらわれた推論⇔遊び心が伴った推論
もちろん左側が発揮しにくい例。
特に4番:「具体的な考えにとらわれた推論」はあまり聞いたことがなかったけれど、よくあること。
一番わかるのが、
「自分の子どもが東大に入ったから、このやり方がいい!」(笑)
とか
「自分がこれでうまくいったし、ちょっとそれを教えたら、その人たちもうまくいった!」
というやつ。
具体的なことは分かりやすいし、伝わりやすい。
しかし、様々な状況がその背後にはあって、すべての問題を解決できるわけはないのに、すべてそれでOKと短絡的に思ってしまうことは多々あると思う。
具体例、わかりやすい、というのは、実は「考えることをストップさせる」という危険を併せ持っているということを覚えておこうと改めて思った。