第6章 実習生のグループ指導
5つの手順
1・事前構造化
2・経験
3・構造化
4・焦点化
5・小文字の理論 そして1に戻る
個別指導のときも感じたけれど、かなりの教師教育者のレベルが必要とされる。いや、今までとは違ったスキルを0からやり直すくらいの気持ちがいるかもしれない。
実際のグループミーティングの事例が載っていて、参考になる。
教師教育者の出るタイミング、投げかける言葉、話す量など、それこそ、このモデルを使って省察したい。次の章でそれについて書いてあるから今回はこれくらいに。
また実際に使う手法が4つあった。
1・レンガの壁・・・教育に関する様々な目標や価値観の関係性を整理することを目的とする。
2・4欄の表・・・教育の目標と実際の教師の行動との関係性を省察することを促すため
3・レパートリー表・・・教師の行動と生徒の特徴の関係性に関する実習生の理解
4・接続の矢印・・・さまざまな目標と実習生の視点からとらえた生徒たちの特徴、そして教え方の方略と関係性に焦点をあてる。
これらのやり方と、それについての今のところの成果や効果についても書いてある。
やはりそれぞれ実際にやってみないとわからないところが多い。また、これは教師教育者だけではなく、指導者という立場であれば、だれでも参考になると感じる。
以下、気になった文章など。
・人間の知的な枠組みというのは、たとえ矛盾する情報を前にした時であっても、変化に対して抵抗することが一般的
・教師教育者が講義の形式にしがみつくことをやめ、理論に関するよく準備された講義がもたらす安心感というものを手放すことが、教師教育者にとって最も難しく感じられるようです。