ノベルテクニック(読書テクニック)
教師は教室に子どもたちを残してその場を離れることができないので、そのときの一つの方法として、そのケンカの最中は本を読むという方法をやってみてもよいかもしれません。(この方法がとても効果的だと思う先生は取り組めばいいですし、あまり心地が良くない場合は自分の方法でやりましょう。)
最初のステップは、子どもたちにあなたの計画について伝える事です。
子どもたちに、あなたの仕事は教える事で、子どもたちの仕事は学ぶことだということを知らせましょう。
もし彼らが自分の仕事をしようと思えないならば、あなたはあなたの仕事ができないでしょう。
これからは、彼らが荒れている状態でいるうちは、あなたは仕事をすることができないので、座って過ごし、子どもたちが自分の仕事に取り組めるようになったら、あなたはあなたの仕事ができるので、準備ができたら教えてくれるように話しましょう。
物事はよくなる前に一度悪くなることがあり、このやり方を好まない先生は、この一旦悪くなるお試し期間を耐えることができません。
子どもたちは新たな自由を手に入れた時、それがどんなものなのかをテストするために荒れた状態になることがあります。
しかしながら、それはそれほど続かず、しばらくしたら落ち着き、学ぶ準備ができたときに教えてくれるようになるでしょう。
多くの教室では、子どもたちは自分たちの自由を試しません。
彼らは単純に、先生が本を読みだすまで、自分たちが敬意の欠いた状態であるということに気づきません。
彼らはこの非言語のサインをみるとすぐに、静かになります。
このやり方は、称賛と子どもの敬意を持っている先生にだけ効果的です。
なぜなら、彼らはよく準備されており、効果的だからです。
また小学生に最も効果を発揮するでしょう。
大人の承認よりも、友達の承認に関心のある思春期の子どもには、ひどい結果になるかもしれません。
4,5,6年の特別支援学級の担任であるラムッセン先生は、校長先生から、生徒たちが荒れてしまったときは、教室を離れる許可をもらいました。
彼は最初に、生徒たちが学ぶ準備ができていないときは、教室を離れると説明しました。
彼らは準備ができたら、職員室から先生を連れ戻すときにどうしたらいいかを説明されました。
その日、大きな声を出さなければ先生の声が聞こえないくらいうるさくなりました。
そのとき、アシスタントとともにコーヒーカップを持って部屋を離れました。
ラムッセン先生は職員室にいる間に、ナーバスになりました。
彼はこのやり方がうまくいくかどうかわかりませんでした。
彼は、頭の中で、教室が大変なことになってしまっているのではないかと想像しました。
30分経っても、生徒がだれも呼びに来ないので、自分の契約は切られてしまうのではないかと思い始めました。
45分後。生徒の一人がやってきて、学ぶ準備ができたといって先生を連れ戻しにきました。
その後数日間、生徒たちがとても協力的だったので、ラムッセン先生は驚きました。
その後、また騒がしくなった時、ラムッセン先生とそのアシスタントは棚からコップを手に取りました。
すると、すぐに子どもたちは静かになり、彼らは準備ができたと言いました。
ここで重要なことは、生徒たちはラムッセン先生が好きだということです。
彼は子どもたちから尊敬されていたし、今は、どのように自分自身を大切にするかということを見せていました。
この話を聞いた後、他の先生が試しました。
彼女が職員室に戻って20分くらいたったときに、生徒の一人が、協力する準備ができたので、戻ってきてもらえないかといいにきたと、報告してくれました。
ほかの先生は、どこにいけば先生がいるかを伝え忘れたのですが、職員室で見つけられなかった生徒は、インターカムで彼らが準備できたことを知らせました。
もしあなたの学校でこのやり方に反対するような厳しいきまりがあった場合は、これを実施することは勧めません。
こういったリスクテイキングなことを認めてくれる校長先生がいるので、そういうときはやってみるとよいでしょう。