第8章 クラス会議(7)
(前回のコンプリメントに関することの続きです)
先生によっては、先生からのコンプリメント(子どもたちが認知できるとよいメリットがありそうな普段の生活のなかで書いておいたメモからいくつかを取り上げて)から始める先生もいます。
ほとんどの先生はコンプリメントを毎日伝えています。
最終的には数日間で学級のすべての生徒たちに伝えらえるようにしています。
最初のクラス会議の時間の間、すべての生徒がコンプリメントのやり方を知っていて、少なくとも1つは言えるように準備しておきます。
もしなかなか言えない生徒がいれば、クラスに、その子がその日あったことで、だれかにコンプリメントをいえそうなことを尋ねてみるとよいでしょう。
たとえば、休憩の時間にいっしょに遊んだとか、宿題を手伝ったとか、鉛筆をかしたとか、話を聞いてあげてたとか。
生徒たちがコンプリメントをできるスキルがあるとわかったら、トーキングスティック(ほかのなにかの道具)を輪になって回しましょう。
その道具を手に持っているとき、彼らはコンプリメントをいうか、パスするかできます。
コンプリメントのプロセスで重要なことは、コンプリメントを受け取ったあとに、ありがとうと言うことを教えることです。
生徒たちがこのコンプリメントをいうことを学ぶプロセスにおいて、何度かクラス会議でコンプリメントだけを行うのもよいでしょう。
多くの先生たちが、コンプリメントを行うだけでも、より前向きな空気感を作ることにおいて、とても大切だと共有します。
最初のぎこちなさを乗り越えれば、子どもたちは探すこと、与える事、前向きな認識を受け取ることを好きになります。