第8章 クラス会議(4)

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第8章 クラス会議(4)

クラス会議(3)はこちら

 

クラス会議の頻度

クラス会議は小学校では毎日(あるいは少なくとも週に3回)開催されるべきです。

もしクラス会議が十分な回数実施されなければ、子どもたちは自分の提案した議題が取り上げられるまで待つ時間が多くなってしまい、やる気を削がれるでしょう。

さらに、日々の実践を通して身に付けるスキルも保つことができないでしょう。

中学生や高校生は、クラス会議を通して様々なことを素早く学べますし、忘れにくいので、週に1回でも十分かもしれません。

しかし、彼らだとしても、定期的に開催することを基本にして、意見を聴いてもらえたり、彼らの能力に敬意を表したりすることで、よりよい成果を生み出すことができるでしょう。

こういった理由から、いくつかの中学校や高校ではホームルームの時間にクラス会議を行っているところもあります。

また、各教科でクラス会議を開催する日を決めている先生もいます。

英語の先生は月曜日、数学の先生は火曜日、歴史の先生が水曜日、といったように開催するということです。

また音楽のような実技教科の先生は、もし生徒たちがクラス会議にある程度慣れていれば、問題が起こった時に短いクラス会議を行ったりします。

 

解決策の決定

ポジティブディシプリンの第一版では、多数決によって決定をすることを提案しました。

多数決は、その議題に関して、クラス全員がそれぞれ持っている気がかりなことについて話し合われたときには適切です。

それがされていたときには、多数決で決まったことが、採用されなかった側だったとしても、自分のたちの意見を無駄にされたと感じることはありません。

むしろ、すべての人が同じ考えや気持ちになる必要がないのだということを子どもたちが学ぶ素晴らしい機会になります。

しかしながら、それでも全員一致に達するまで問題解決プロセスを続けたいと思う先生もいます。

議題が生徒の一人か二人から挙がった問題であれば(たとえクラス全体が関心事としており、助けを必要としていても)、彼らが彼らにとって一番手助けになると思う提案を選ぶことは許されるべきです。

こうすることで、選んだ生徒たちは失敗したとしても大丈夫だと信頼されていると勇気づけられますし、罰や恥や痛みの代わりに、ほかの生徒から解決策に焦点を当ててだされたたくさんのアイディアに対して感謝するでしょう。

生徒たちは、提案は尊敬の念があり、実践的であり、罰ではない提案のときに、もっとも手助けになるということをすぐに学ぶでしょう。

 

うまくいかない

クラス会議は、たいてい始めたばかりのときはうまくいなかいということを憶えておきましょう。

そのスキルを身に付けるためには生徒(教師も)には時間が必要です。

私がよく先生たちにいっていたのは、最初の一か月はとても大変なものになるということです。

しかし、もしその長期的な効果を理解できれば、それを乗り越えるだけの価値があることがわかるでしょうと伝えています。

 

大変な1か月になるという理由は、生徒たちがお互いに助け合うということに慣れていないからです。

生徒たちは罰を使うことに慣れているのです。

彼らはまだ失敗を学びの機会と捉えることに慣れていませんし、問題を解決することにも慣れていませんし、彼らは責められることや辱められること、痛みを伴うという恐れから責任を取るということに慣れていません。

ただ、そういったことが起こることが減るように、先生に、クラス会議の最初の4回は生徒に次の8つの項目を教える時間を取るように言っています。(ポジティブディシプリン・イン・ザ・クラスルームに主な流れは書いてあります。)

効果的なクラス会議のための8項目

1. 輪になる
2. コンプリメントと感謝の練習をする
3. 議題を作成する
4. コミュウにケーションスキルを育む
5. 異なった現実について学ぶ
6. ロールプレイとブレインストーミング
7. 人間の行動の背後にある4つの目的を認識する
8. 賞罰以外の解決策に焦点を当てる

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