思春期は、自分の力を試したい時期

Positive Discipline for Teenagers, Revised 3rd Edition: Empowering Your Teens and Yourself Through Kind and Firm Parenting

コツコツ訳しています。もうすぐ第6章が終わります。

 

自分には力がある!と感じられるコミュニケーションに使われるフレーズを学ぶ

 

子どもたちは、自分には力がある!ということを感じるやり方を見つけ出そうとあがいていることを覚えておいてください。

 

「自分には力がある!」と感じることは、尊敬の念と責任が伴っている限り、よいことです。

 

あなたが、そういったコミュニケーションの仕方を学ぶことで、子どもたちが権力闘争で終わってしまわないような「強さ」を感じられるようにサポートできるでしょう。

 

親たちは、私たちに、「では、何と言ったらいいのですか?具体的に話す言葉を教えてください。」といわれるので、子どもたちが、自分には力がある!ということを感じられるように手助けするフレーズを教えます。

 

これらを言うことは、子どもたちが、あなたの力を上回るということを意味しているわけではありません。単に、彼らには「力」があって、彼らの世界に影響を与えるだけの「力」があるということを意味するだけです。

 

 

親のための「自分には力がある!」と感じさせるコミュニケーションのフレーズ

 

・取引しよう。あなたが弟のピアノのレッスンを手伝ってくれたら、映画に連れていこう。

 

・交渉しよう。金曜日の夜にあなたはどうしたいのかを最初に言ってもらって、それから私が思っていることを話す。そして、どうやったら二人ともがうまくやれるかを見つけてみよう。

 

・こういう風にやるのはどうかな。最初にクローゼットにいって、服をしまう。それから買い物いくという感じ。

 

・あなたの数学の成績をよくしたいかどうかを理解するために、いっしょに考えてみない。もしそうなら、あなたはこれからどうしたい?

 

・ちょっとクールダウンする休憩をしない?それから戻って、もう一度話すの。

 

・私たちは、問題があれば、家族ミーティングで解決するということになっているよね。言い争う代わりに、リストに書いて、次の家族ミーティングに話そう。

 

・火曜日は弟が洗濯物を洗って、干す日なのだけど、あなたは何曜日か覚えてる?

 

・メディアをやめる時間です。

 

・犬のふんを片付けたら、好きなだけyoutubeをみても、私は気にしないわ。

 

・それは一つのやり方ね。私は違ったようにみているもだけど。私の考えていることを聞いてみたい?

 

・私たちは、なにかに同意しないとしても、相手の話を聴けると思うの。

 

・みんなが納得するまで計画を考える時間がとれるまで、このやり方でやるのはどう?

 

・まずは門限を決めて、それから状況に合わせて変えていくのはどう?そして、それを家族ミーティングでとりあげるの。

 

・まずは1日、1週間、そして、1か月とやってみて、それからもう一度考えるのはどう?

 

・あなたがきれいな状態で返してくれる限り、車を借りてもいいし、服を借りてもいいわ。もし、それができなければ、私がいいなと思うまで断るわ。

 

あなたが普段行っているコミュニケーション、「私がそういったから」あるいは、「あなたが自分の家を持ったら、好きにしなさい。それまではだめです。」あるいは、「これやりなさい、あれやりなさい。」といったものと比べてみてください。

 

かなりの違いがあるではないでしょうか。