無関心な親/親になることをあきらめた親

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Positive Discipline for Teenagers, Revised 3rd Edition: Empowering Your Teens and Yourself Through Kind and Firm Parenting

こつこつ訳しています。全14章。現在第3章。「あなたの子育てスタイルは?」

 

無関心な親/親になることをあきらめた親

この子育てスタイルは、幽霊のように、そこにいるのにいないというようなものです。

 

子どもは、そこに親がいるとほとんど意識しない、あるいは、親との関わりは必要ないと思っているかもしれません。

 

子どものことを全く気にかけなかったり、親になることをあきらめた子育てスタイルは、短期的な、目の前のことしか考えていない子育てのスタイルのひとつです。

 

こういった子育てをすると、子どもはこんなことを学ぶかもしれません。

 

1・私は大切ではないし、おそらく愛されてもいない。

 

2・私の選択肢は、諦めることか、どこかほかに自分の居場所を見つけることだ。(これは建設的な場合もありますし、非建設的なこともあります。)

 

3・親が自分を愛してくれないのは、私が悪いからだ。だから、親の愛に見合うだけの自分にならなければならないし、何らかの改善をしなければならない。私は愛されるべき存在だと証明しなければならない。

 

4・この家では、誰かが責任を果たさなければならない。そして、それはおそらく自分。だから、子どものままではいられない。私は兄弟や親の面倒を見なければならない。

 

 

この子育てスタイルは、様々な形を取りますが、―いくつかはかなりひどいものです。(例えば、薬物乱用や情緒的不安定、仕事中毒、あるいは、子どもの身体的、情緒的な福祉に関する無関心)―こういった無関心や誤った信念が原因となり、例えば、人との関わりの断絶や人に心を開かないこと、コミュニケーション不全といったことを引き起こします。

 

 

ネグレクトは、時々絶望を引き起こします。-あなたがなにをしようが決してうまくいかないし、なにもしないほうがましだという信念です。

 

 

例1:ある母親が、夫が息子と娘の子育てに関わることを拒否していると不満を口にしたことがありました。

 

その夫は、この母親にしつけのすべてをやってもらいたかったにも関わらず、そのやり方については批判をしました。

 

彼は母親の連れ子の立ち振る舞いに激しく不満を言いましたが、自分で直接子どもにいうことはしませんでした。

 

その結果、子どもは幼稚園時代から大人になるまで、愛されていない、あるいは、大切にされていないと感じていました。

 

この父親は自分がネグレクトをしているとは認識していませんでした。

 

彼は、経済的に支えているし、子育てについて母親にアドバイスもしている、そして、彼の下の兄弟(二人の間にできた子ども)に関しては一緒に子育てをしていたからです。
幸運にも、彼はカウンセリングを受けることができました。

 

彼が息子(ステップサン)に対してネグレクトを行っていると認識し、自分は間違いを犯していたと家族に言いました。

 

彼は、子どもたちを愛しているし、彼にとって大切な存在だということを伝えました。

 

彼は、みんなでよい時間を過ごす方法を見つけました。

 

彼は子どもに何が起こっているかに背を向ける代わりに(そして、その後母親の子育てに文句を言うことの代わりに)、彼自身の気持ちを子どもと共有し、考えを直接話し、子どもたちの話を聞くようにしました。
“諦め”はネグレクトのもう一つの形です。

 

子どもをコントロールする代わりに、単純に子どもたちの行動を無視し、ただただそのことがどこかへ行ってしまうことを願っているのです。

 

たいていはそうなりませんが。

 

どれだけ思春期の子どもが一人になりたいといったとしても、実際は、何かしらのガイダンスを必要としています。

 

彼らは依然としてまだ副操縦士が必要なのです。

 

たとえ彼らがあなたを飛行機から投げ出すかのような振る舞いをしたとしても、もしあなたがその場から去ってしまったら、見捨てられたと感じるのです。

 

彼らが欲していることは、彼らを優しさと毅然とした態度を通して、尊敬の念をもって自分を扱ってくれる副操縦士なのです。

 

 

また、たとえ子どもたちがあなたのいったことを聞いていないように思えても、彼らは聞いているものです。

 

伝えていることが、何日か、何週間か、あるいは何年かかかるかはわかりませんが、いずれにせよあなたの言葉が届いていたということが将来分かるものです。

 

 

多くの親は子どもに対する思い込みがあり、何もしていないように見える子どもたちの代わりに、子どもたちの行動をコントロールします。

 

 

それをやることよりも、効果のでないことはやめましょう、ということです。

 

副操縦士ができるとことは、時々、愛と信頼を提供することです。これは、目の前のことに対して何かしらの成果をあげることはできないかもしれませんが、長期的な視点から見たら、とてつもなく大きなものを親子にもたらしてくれます。

 

 

ある母親は、コントロールすること、あるいは無関心を装うことをやめたら、自分の息子がより尊敬の念をもって接し始めたと話してくれました。

 

彼女はやってみることこそが一番の先生だということを学びました。

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA