学校づくりは協力関係づくり
自主学校瀬戸ツクルスクールのような学校があることで、よりより協力関係を、学校と保護者の間に創ることができるのではないかと思っている。
なぜなら、選択肢となる学校があることで、保護者が
「自分が選んで行かせている」
という事実ができるから。
人は自分が選んだという意識があれば、人に責任を押し付けることは減るだろうし、
文句も減るはず。
先生にも責任はあるけれど、そこを選んだという責任が親にもあるということが自覚できる。
お互い責任があるのだとすれば、そこでお互いが批判し合っても仕方がない。
だったらこれからどうしていくか、ということを一緒に考えた方が建設的。
ここが違うだけで、創り上げる協力関係は違うものになってくるのではないかと予想している。
このあたりは、塾を運営していて思ったこと。
もちろん今まで勤めてきた塾でも理不尽な要求をする親もいた。(ありがたいことに今は全くない。)
きっと学校でも塾でも、どんな仕事だとしても、そういう人はいる。
しかし、基本的なスタンスとしては、非常にスムーズに協力してくれることが多いし、理解を示してくれることも多い。
そこには、どういう経路でその塾を認めたかはそれぞれだが、親も「その塾を選んでいる」という実感があるのだと思う。
決して塾がいいとか悪いとかそういう話ではない。
お互いが良好な協力関係を育むにあたって、「自分が選んだ」という前提は、その前提がないのとではまったく違うことが起こる、ということの例として書いてみた。
自主学校瀬戸ツクルスクールのような存在は、こういった学校と保護者のよりよい協力関係の創造にも貢献できる存在だと思っている。