訳してます。
第14章 あなたが思春期の頃に解決できなかったことを自分の子どもに重ねていませんか?
・あなたはあなたを信頼していましたか?そして、あなたは自分自身の手で自分の人生を切り拓けると知っていましたか?(力)
・あなたはあなた自身についてOKを出せていましたか?そして、自分の居場所があると感じられていましたか?(セルフイメージ)
・あなたの身体的特徴に嫌な気持ちを持っていましたか?(身体的イメージ)
・あなたは男友達、女友達はいましたか? デートはしましたか? 異性に対して偏見を持っていませんでしたか?あるいは同性に対して。(親密な関係)
・あなたは楽しく時間を共にできる友達がいましたか?(友情)
・親を信頼していましたか?大人の手助けや知恵が必要だと感じたときに、相談しにいけると感じていましたか?(親子関係)
モーガンがこの質問について考えたとき、彼女は、自分自身のセルフイメージ、身体的セルフイメージ、親密な関係における課題がまだ未解決だということを発見しました。
彼女はこのことが、いかに自分の子どもとの関係に影響を与えているかということを思い、自分の子どもが自分と同じような痛みで苦しむのではないかということを怖れていたことに気づきました。
それらの自分の自信のなさを埋め合わせるために、子どもにはボーイフレンド、ガールフレンドのことになると、子どもにまかせっきりでしたし、彼らの着る服も彼らに選ばせていました。まだ、娘のダイエットに関しては、まったく関心を持とうとしていませんでした。
子どもたちがピアスやタトゥー、メイクをしたいといえば、自分の手助けなしに仲間に溶け込めているようだとほっと一息ついていました。
これらの質問に答えた後、彼女は自分自身が解決していないことに関して、子どもたちに必要なアドバイスをできないということがわかりましたが、これらの分野について、素直に純粋な好奇心と関心をもって会話をできるようになりました。
もし子どもたちが必要となれば、その分野の知識をよく知っていてアドバイスできるような人がいないかどうか、自分の兄弟や友人にお願いできるようになりました。
モーガンはまた、子どもが自立していくなかで、彼女自身の課題に取り組む時間もつくりました。
彼女は栄養学を学び始めましたし、ジョギングやヨガもはじめました。自分の容姿についてどうしたらいいか友人に尋ねるようにもなりました。自分自身をケアしていく姿を見せることは、思春期の子どもに対してとても影響力のある関わり方です。
【今日の一冊】
喜多川泰さんの本はデビュー作からずっと読んでいます。特に今の事業をやっているなかで、ダイレクトに関係するこの2冊を選びました。
なぜ、なんのために勉強するのか。なぜ、なんのために働くのか。そんなことがとても分かりやすい文章で書かれています。塾生にもすすめることがあり、本嫌いな生徒でも喜多川さんの本なら読めるというくらい読みやすいです。