未来を生き抜くチカラ@守山小学校PTA

みなさん、おはようございます。

只今紹介にあずかりました一尾と申します。

よろしくお願いします。

 

みなさん新しい指導要綱は読まれましたか?

では、2020年の入試改革については?

はい、ありがうございます。

今後、子どもたちは、「主体的で、対話的で深い学び」ということを大切にして教育されていくわけです。

言い換えるなら、「自分から参加し、他者と話し合い、なるほどと思い、さらに考え、またその考えが他にも使えるんじゃないか」ということを学んでいくわけです。

子どもがやるのに、大人がやらないはおかしいですよね。

というわけで、今日はみなさんにもそれをいっしょに味わってもらいたいと思います。がんばりましょうね。

 

 

さて早速ですが、本日のお題は「未来を生き抜く」というタイトルですね。

かなりざっくりしたタイトルですが、さて、みなさんが思い描いている未来というのは、西暦何年ごろのことなんですかね。

だいたいでいいので、西暦を決めてもらえますか?

 

例えば、私の場合は、

「そうですね~ 子どもが私と同じくらいの年と考えると、30年後なので、ざっくりいうと2050年ですかね。」

といった感じです。よろしいでしょうか。

質問はありませんか?

では、ちょっと考えてみてください。30秒です。

では、考え、スタート。

~~~

はい、どうでしょうか。

何人かの人に聞いてみましょうか。

どうですか? はい、ありがとうございます。

 

ではですね、自分の西暦と同じ、あるいは近い者同士で6人で集まってもらえますか?

2分くらいでぱぱっと集まってくださいね。

まだ決まっていない人がいたら、あぁこの辺がいいかな~という感じで集まってもらえれば大丈夫です。

みなさん、声掛けあってくださいね。

ではどうぞ~

はい、ありがとうございました。

 

では、今日の目標ですが、「未来を生き抜く力」とはどんな力なのか、そして、どうやってそれを身に付けるために、みなさん一人一人ができることはなんなのかということを見つけることを、話し合いを通してやっていきたいと思います。

 

まず話し合う準備をしましょうか。

簡単に自己紹介をしたいと思います。

◆ワーク:名前覚え+好きな食べ物と名前覚え

はい、ありがとうございました。どうですか?いいグループですか?

 

今日はこのグループで話し合っていくわけですが、その際のルールを確認したいと思います。

1・対等

今日は立場や役職や経験、子どもがたくさんいるとかいないとか、そういうことは関係ありません。みんな学ぶ者として対等です。対等感を実現するコツの一つをお伝えしますね。それは「時間」です。だれかがたくさんしゃべり過ぎないということです。

2・口外禁止

今日はいろいろと話しをしますが、個人的な内容に関しては、ここだけに留めてくださいね。

3・肯定的に聞く

否定はしない。聴き方名人あいうえの練習。

4・パスもOK

結構大事です。答えなきゃと思うと、緊張してしまいますからね。最初にあたった人がパスするといいと思いますよ。

5・さえぎらない、最後まで聞く

ついね、自分と違う意見がでると、さえぎりたくなると思いますが、そこはぐっと我慢してくださいね。これは親子関係でもいえることですからね。最後まで聞きましょう。

6・正解・不正解を考えない。思いついたら書く、言う。

今日やる内容は、そもそも正解がないわけですから、気にしないでくださね。本当にちょっとしたことでも思いついたら付箋に書いたりして見てくださいね。

以上の6つがルールです。

このルール、守ろうという方、手を挙げてください。

はい、よろしくお願いしますね。

 

では各グループでリーダーを決めたいと思います。

リーダーと言っても、私が引っ張っていくわ!というリーダーではありません。この人がリーダーだったら、話しやすいな~と思う人ということです。

では決めましょう。

はい、決まりましたね。では、リーダーから今日の抱負を話してもらいましょう。

はい、ありがとうございました~!

 

 

では、最初にちょっとした準備をしたいと思います。

今日は、私たちは「未来」のことを話すのですが、実はもう未来を生き抜いている人がいるんですよね。

それは、私たちです。

みなさんの年齢は分かりませんが、私は中学生からみれば、あの頃の「未来」にたっているんですよね。

そして、こうして生き抜いているわけです。

だとしたら、私たち自身の生き方がなにかのヒントになるかもしれませんので、ちょっと考えてみましょうか。

・それぞれが子どものころ考えていたこと、やっていたこと。

ちょっと思い出してみましょう。

私の場合は、こんな感じです。

「そうですね~ 中学生のころは、大人なんか信じちゃいけないって思ってましたね~。自分で確かめたいと思ってましたね~」

で、キーワードを付箋に書きます。「自分で決めたかった」

こんな感じです。文章というよりもキーワードですね。よろしいでしょうか。

とりあえず2分お時間を差し上げますので、最初は自分一人で考えてみてください。

もし思い浮かばなくても心配しないでくださいね。

きっとだれかが書いてくれますから。人の話を聞いて、あぁそういえばそうだったというのもありですからね。

質問はないですか?

はい、ではどうぞ!

 

 

はい、ありがとうございました。

ではですね、まずは右手前の人から、時計回りにいきたいと思います。まずは書いたものをいってもらえればいいですからね。

先ほど私がやったみたいな感じですね。

だいたい一人30秒くらいです。

私の方ではかるので、目安にしてください。

で、終わったら、以上ですっていってくださいね。そしたら、みなさん温かい拍手を送ってあげてくださいね。

たまに、以上ですって言い忘れる人がいるので、そんなときは周りの方が「以上ですか」っていってあげてくださいね。

もし早く終わったら、2周目もいっていいですからね。思いついたら、付箋に書いてはっていってくださいね。

 

質問はないですか?

では、どうぞ~。

 

はい、ありがとうございました。

ちょっと聞いてみましょうかね。

では、その付箋は生き抜いている人たちからのアドバイスということで、模造紙の左上に集めておきましょうか。

 

 

はい、では本題に入っていきましょう。

今、みなさんは、同じ年代の未来を考えた人同士ですよね。

まずは、なぜその年代にしたのかということを共有しましょうか。

こんな感じですね。

「え~と、私が2050年にしたのは、子どもが40歳くらいかな~と思ったからです。」

と、この程度で大丈夫です。

よろしいでしょうか。

聞き方名人あいうえお、以上です、拍手、やってくださいね~

 

では、どうぞ~。

 

はい、ありがとうございました。

 

では、次です。

それぞれの年代は、どんな状況になっていて、どんな問題や課題がでてきていると予測されますか?

みなさん、スマホを持っていますか?持っている方は出してください。

そこで調べてみましょうか。

ネット上には様々な未来予測がありますし、たくさんの本もでてますからね。

もしネット接続がない方がいれば、持っている方と協力してください。

どうやって協力するかというと、キーワードをいっしょに考えてもいいですし、付箋に書くということをやっていただいても大丈夫です。

とにかくどんどん調べて、どんどん書いてみてくださいね。

一応、○○年問題って打つと結構でてきたりしますね。

まずは個人単位でやってみましょうか。(全員スマホを持っていれば、まずは個人でもいいかもしれない。)

そして、でてきた状況をどんどん付箋に書いてみてくださいね。状況ですからね。どんな問題が起きているか?ということではないですからね。

まずは個人で5分くらいです。

どうぞ~

はい、ありがとうございました。

では、グループでシェアしてみましょうか。

もうやり方は大丈夫ですね?

では、2分以内で。どうぞ~。

はい、ありがとうございました。

オッケーです。いろいろな問題、課題がでてきたのではないでしょうか。

 

 

次はですね。どの問題、課題について話し合うかを決めてもらいたいわけです。多数決はだめです。ジャンケンもダメです。話し合って決めてください。

3分くらいです。

そして、模造紙の中央にその問題を書いてくださいね。

よーい、スタート。

はい、では、各グループ、今日は、その問題、課題について話し合ってもらいたいと思います。

次です。では、その問題、課題を生き抜いていくためには、どんな力がいると思いますか?まずは1人で考えて、キーワードを付箋に書いてみてください。何個でも大丈夫です。

こんな風です。

「そうだな~ 仕事がなくなるわけだから、生み出す力、がいるよな。よし、生み出す力」

みたいな感じです。

よろしいですか?質問はありませんか?

ではまず個人思考タイムです。2分です。

スタート。

はい、ありがとうございました。

では各グループでそれぞれの意見をシェアしてみましょうか。

時間は2分差し上げます。どうぞ~

 

はい、ありがとうございました。

さて、どんなものがでましたかね~。

 

では、次に、その力を子どもがつけるために、みなさんが今日できること、あるいは、明日できることはなんでしょうか。具体的に考えてみましょう。

まずは個人思考です。

2分。

では、シェアです。

2分。

はい、ありがとうございました。

では、このようにまとめてみましょうか。

 

では、みなさんの書いたものを前に持ってきてください。

 

さて、いろいろあると思いますが、すべてに共通するものってありますかね?

もし、あれば、それが「未来を生き抜く力」といってもいいんじゃないですかね。

はい、ありがとうございました。

 

ということで、今日の目標。

「未来を生き抜く力」ってなんなのか。その力を身に付けるために何をしたらいいのか、ということをができました!

いえ~い!

ぜひ、今日決めたことをね、行動に移してみてくださいね。

 

さて、いかがだったでしょうか。

ここでもう一度、スマホがある方は出してもらえますか?

そこでね、21世紀型スキル、で検索してみてください。

どうぞ。で、関連事項がでてきたら、見てみてください。

いろいろ書いてありますから。

どうぞ~。

はい、ということで、未来を生き抜く力、答えはそこにかいてあります。

でもね、答えがあってもね、それをやるかどうかが大切なんだと思うんですよね。

では、どうすればやれるかって考えて、それはいろいろたくさんあるんですが、今日私が伝えたいと思ったのは、「話し合う力」です。

 

なぜ「話し合う力」かというと、話し合いに参加することで、当事者意識を持てるからです。

答えを教えてもらって、はい、そうなんですね、では当事者意識は湧きにくい。結果、行動に移しにくいです。

 

話し合うことで、そこに自分が確かに存在していると感じる。

そして、当事者意識を持つことができます。そして、次の行動に移すことができるのです。

 

では、話し合うために、どんな力が必要であり、そして、育むことができるのでしょうか。

私の考えを今日な7つお伝えします。

 

1・相互尊敬・・・自分の経験について話してもらいました。自分の役割でできることをやってください、ということもいいました。そういうことを通して、自分自身は世界にたった一人の唯一無二の存在なんだということ感じてもらいと思っています。自分なんってって思わないということです。こういう感覚をもっているからこそ意見がいえるのです。

 

2・相互信頼・・・パスもOKということでした。自分一人で全部やることはないんです。仲間を信頼しましょう。

 

3・対等・・・上下関係ではないということです。仲間という温かい雰囲気で。アイスブレイクしましたよね。

4・課題発見力・・・みなさん、今日は自分たちで課題を見つけてもらいましたよね。

 

5・決める力・・・これは選ぶ力といってもいいでしょう。課題を決めてもらったりしましたね。

 

6・他者と共に学ぶ力・・・自分の経験に固執するのではなく、みんなの経験から学ぼうという姿勢です。

 

7・自己モニター力・・・ 話し合うことで、いろいろな感情が湧いていきます。自分はこういうことに関心があって、こういうことはあまり好きではないんだなということを観察できる力です。

 

以上の7つです。今日はこの7つを体感していただいたということです。

本当はまだまだいっぱいあるのですが、今日はこんな感じです。

 

 

 

これから日本は、未だだれも経験したことのない時代に突入します。

それは、人口減少です。

 

誰も知らない未来。

要するに、だれも答えを知らない未来です。

何か答えがあって、はいそうですか、とありがたがる時代ではないんです。

 

自分たちで考える。みんなで考える。そして、話し合う。そして、当事者意識を持って、行動するということが大事なんだと思っています。

 

今日は、「未来を生き抜く力」というタイトルでした。

 

たとえば2050年だとしましょう。

私たちはそのころ、だいたい、70歳~90歳でしょう。

人口のおよそ4割が高齢者ということです。

まさに私たち自身がそのころ一番の課題になっているのです。

今日は、ほとんどのみなさんが、子どもとの関わりということで参加していただいたと思いますが、私たち自身がその未来の当事者です。

 

自分たちの未来くらい、自分たちで作っていくことが子どもたちにしてやれることではないかと思っています。

 

そして、そうやって当事者意識を持って生きている大人の姿を見せることが、子どもたちに「未来を生き抜く力」を伝えることになるのだと私は思っています。

 

今日は、ありがとうございました。