集中をコントロールする

来年度から始める小学生アクティブ・ラーニング・ベーシックコース。

いろいろ考えて、自分なりに「これはトレーニングしておいたほうがいいだろう」と思うものを盛り込んでみた。

1つ目は

「集中をコントロールする」

ということ。

オーソドックスに「集中力」をつける、ということでもいいんですが、今の子どもたちの取り巻く状況を考えると、いきなり「集中する」というよりも、「集中をコントロールする」ということをやったほうがいいんじゃないかと思ったわけです。

なぜかというと、そこには、

「ありあまる刺激、絶え間ない刺激、押し寄せる刺激」

が私たちを取り巻いているからです。

「刺激」を「情報」に置き換えてもいいかもしれません。

ニューヨークタイムズの通常号の情報量は、17世紀の平均的なイギリス人が一生の間で手にする量を超えているとも言われているそうなので。

 

そんな日常のなかで、何かに集中し続けるってとても難しいと思ったんですよね。

襲い掛かってくるといってもオーバーじゃないと思っています。

ではどうすればいいか、と思った時に、まずはどこに自分の意識がいっているか?ということを認識すること。

そして、集中の強弱をコントロールできるようにすることが大切なんじゃないかと。

 

明らかに「集中すること」は脳にとってとても大切です。

それは脳科学の視点からみてもそうだと思うのですが、私が普段の実際の場(臨床の場)で体感していることです。

でも、先ほど書いたように、その集中がとても散漫になりがちな現代社会なんじゃないかと思います。

結果、いろんなことに、なんとなく気がいってしまって、どれも中途半端になってしまう。

せっかくの素晴らしい脳がその力を発揮しきれない

 

いろんな刺激が絶え間なく押し寄せてくるわけですから、そこから逃れることは日常生活のなかでは、なかなかできないかもしれません。

だからこそ、その様々な刺激に流されてしまうのではなくて、自分で意識して「コントロール」できるようにしておくことは重要だと思ったわけです。

 

なぜこれが「アクティブ・ラーニング」と思われるかもしれませんが、アクティブ・ラーニングの三本柱は「主体的、対話的、深い学び」

そのなかで「主体的」であるためには、自分が自分の集中をコントロールできることはとても大切だと思ったわけです。

 

学校の授業のなかで、今までは先生の話だけをしっかり聞いておけばよかったものが、友だちの意見を聞いたり、自分なりに考えを表したりする機会が増えるわけです。

言い換えるならば、「刺激」が、しかも結構変則的になるかもしれない「刺激」(いろいろな子どもたちの意見)が増えるわけです。

そんななかで、自分をしっかりもって、主体的に学ぼうと思えば、そこに自分をコントロールする、注意をコントロールする、集中をコントロールする、ということはやっぱりはずせないと思ったわけです。

 

集中にもいろいろあるのですが、そのあたりはまた次回。

 

ということで、一尾塾 アクティブ・ラーニング・ベーシックコースでは、そんなトレーニングをします。

2月から親向け、3月から子ども向けの体験をやってみようと思っています!

お楽しみに~

 

一尾塾 2017年度 募集状況

http://www.ichiojuku.com/?p=4326

今後の講座日程

 

2017年1月19日(木) 10:00~11:30 母親講座「なぜ子どもは叱られると分かっているのに’それ’をするのか?」

2017年1月31日(火) 10:00~11:30 「勇気づけて躾ける」読書会

2017年2月11日(土) 10:00~11:30 新中1向け 中学生の勉強のやり方講座

2017年2月25日(土)26日(日)アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース

2017年3月5日(日)12日(日) 10:00~19:00 アクティブ・ブレイン・セミナー ベーシックコース

直接お電話、メールでのお申込みも受け付けています。

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