訳しています。
家族全体の一部分として考えると、子どもの行動を説明できることもあります。
家族の一員である子どもは、彼らの根本的なゴールである所属感と重要感を達成するために、彼らがしなければいけないことを私的論理によって決定します。
あなたが育ってきたとき、あなたのパーソナリティは、あなたの兄弟を主な競争者としてみることによって、強く影響を受けました。-それは意識されていないかもしれませんが。
あなたの子どもも同様なのです。
彼らは、家族の中で一人だけが特別な存在だと信じています。
もし家族のうちの一人が、「いい子」であることで、家族で所属感と重要感を見つけ出していたら、ほかの子どもは、社交的な子どもになったり、運動が得意な子どもになったり、シャイな子どもになったり、反抗する子どもになったりするでしょう。
私たちはこの選択を、「ファミリーパイの一部分(slices of family pie)」と呼びます。
ファミリーパイは、家族のなかの子どもたちで構成されています。親は含みません。
一人っ子であれば、彼・彼女はすべてのパイを手にします。しかし、彼・彼女自身を、同性の親や近所の子どもたち、親戚と比べるかもしれません。彼らに、だれがあなたの主な競争者なのかを尋ねると、一人っ子のほとんどの子どもが、明確な名前を言うでしょう。
第一子は、彼らは常に一番でいなければならないと感じます。彼らは過度の競争心を持ったり、がんばりすぎたりするでしょう。
第二子は、しばしば、もっとがんばらなければ!思ったり、あるいは、仲裁人になったり、あるいは反抗的になったりします。
中間子は、いつも仲介者や問題解決者、あるいは、ケンカ腰で立ち振る舞ったり、自分は透明人間なんだと思ったりします。
末子は、愛嬌があり、人に物事をやってもらいます。ほかの人たちを、自分をケアさせることによって操作するスキルを身に付けたりします。また、競争的になります。どういうことかというと、年上の兄弟が持っている物をすべて欲しがるというようなことです。彼らは自分がなにかできないと、自分が年上の兄弟ほどうまくできないし、賢くないと感じます。
思春期になって起こる子どもと親のいざこざの多くの問題のもとは、この家族布置に端を発しています。
あなたは、彼らがファミリーパイから選び取ったことを知ると、思春期の子どもたちをより理解できるようになります。