「ミライを生き抜くチカラ」
今回このイベントを企画して、
「では、どんなチカラが必要なのか?」という答えは用意していなかった。
そして、参加者の中からも、「目から鱗!」のようなものも出てこないだろうな~と思っていた。
大切なことはそうではなくて、その「考え」にたどり着くまでのストーリーを一人一人が感じて、考えて、言葉にするというプロセスが大切なのだと思っていた。
今回の参加者が書いてくれた付箋を振り返ると、
「自分で決める力」「伝える力」「引き受ける勇気」「やりながら考える」「リカバリー力」・・・などなど。
どれも大切なこと。でも、どれが答えというわけではない。
大切なことは、一人一人が小林さんの話を聞いて、考えて、参加者同士でアウトプットして、そして言語化するプロセス。
そして、そのプロセスのなかで以前から大事だと思っていた「考え」のエネルギーをさらに大きくする。
あるいは、以前聞いて、脳の片隅にほこりがかぶってしまっていた「考え」や「捉え方」を、今回の機会で引っ張り出して、ほこりを取り除いて、磨いてみる。
そこが大切なんだと。
こういう「考え」の下支えになる様々なストーリーを通して、それぞれの持つ「考え」がたくましくなっていくのだと思う。
これがないと、ただの上滑りな、言葉だけの「考え」になってしまう。
もちろん自分が経験して、そのなかで学んでいくことはとても力強い。
しかし、せっかくこれだけ様々な生き方をしている「生き証人」が無数にいるのだから、お互い学び合わないのはあまりにももったいない。
様々なストーリーに耳を傾け、それを自分の血肉にしていく。そして、それをさらに分かち合っていく。
そうすることで、個の成長が他者との成長、集団の成長につながっていくのだと思う。
自分の学びをいくつか。
自己受容をするためには、自分の視野を広げること。
他者信頼するためには、他者を受け入れること。そして、自分を信頼すること。
他者貢献感を感じるためには、いま「生きている」ことで十分に人の役に立てるんだ、と思うこと。
感受性を磨く大切さ。もやもやも大切。これがないと、「やりたい!」も感じられないかも。そして、普段から、「好きだ!」という感覚を味わったり、目を向けたりすること。
改めてその理解が深まった機会だったと改めて思う。