ダイアローグ・マネジメント 1

全部で9章

第1章 「リレーショナル・リーディング」と「対話」の難しさ

組織が直面している課題

口は出さないものの意見の相違が存在する。

合意されたことが組織全体で共有されることはめったにない。

組織のメンバーが、強烈かつ熱烈に合意に達している場合、その組織は強い抑圧下にあるかもしれない。

組織は、より大きな社会的環境の中に存在する。

 

ピラミッド型(指揮統制型)の弊害

非人間的な関係

限定されたコミュニケーション

信頼の欠如

クリエイティブな参加の欠如

 

これらを打破していくために対話が必要。

従来の個人としてのリーダーシップから「『関係の中』で『未来』へ関わり合いながら効果的に動いていける人々の能力」(リレーショナル・リーディング)という意味のリーダーシップに変化することが大切。

そのために必要な対話の機能についての概念や理論、そして実際的な知識を提供していく。

 

感想

ちょっと考えればすぐに分かるけれども、「対話」についてまったくといっていいほど学んでない。現在「クラス会議」というものを学んでいるけれど、確かに「会議」の前の「対話」についての理解を深めることは必要だな、と。

基本的に「話すこと・聞くこと」は、「何かを伝える、何かを受け取る」ということだけしか念頭においてない場合が多い。

しかし、実際はそこでは意味形成が行われている。そういう意識を持って話をしたり、話を聞いたりしていくだけで、「対話」に対する感じ方が違ってくると思う。

これから先が楽しみ。