いらない感情を伴った記憶を忘れるために

今日はちょっぴりゆっくり。

家族で「インサイド・ヘッド」を観ました。

かなりざっくりうと、感情と記憶のお話。

いつもアクティブ・ブレインで伝えているところが可視化されている感じで、そういう面でもとても面白かったです。

子どもと一緒に見たので、日本語吹き替えでした。それはそれでよかったです。

joy, sadness, anger, disgust, fearの5つの感情がメイン。ちなみに原題はInside Out

 

感情と記憶は非常に密接につながっています。

となると、知識を記憶するときに、そのときの感情もいっしょになって記憶となることが多いわけです。

 

昨日、ちょっと思うところがあってフェイスブックで書いたことがあったのですが、そこにもつながるところ。

 

子どもたちが何か勉強で知識を頭に入れるときに、いらない感情までいっしょに記憶として残してしまうこと。

そして、強く感情を揺さぶられたら、その分記憶として強く残ってしまうということ。

 

どんな感情かというと・・・

例えば、

人との比較から生まれる劣等コンプレックス

何かを覚えたら覚えたという瞬間のうれしさを記憶すればいいのに、人と比べてしまい、それに比べたら自分はだめだな~という記憶として残してしまう。それが尾を引いて、自分はだめだなぁ~という自己概念なってしまう。

ほかには・・・

変な優越感

単純に自分ができるようになったことを感じればいいだけなのに、自分よりできていない人を見て、安心したり、見下してしまったり。

そんな変な優越感を記憶として持ってしまう。

 

もちろんすべてがいらないというわけではないけれど、いらない感情のくっついた記憶とはさようならしたい。

「昔から英語は苦手なんです~」とか「一度やってみたんですけどうまくいかなかったので・・・」

過去に起こった出来事に対して、今の自分が客観的になり、感情を抜いて見るトレーニングをすると、その記憶からの卒業に近づくことになるのかな。

 

インサイド・ヘッド、後半もう少し記憶と性格が構築されていくところがあったらなぁとは思いましたが、お勧め。