自分のめがねに気づかない・・・

昨日は毎月お世話になっているLDK覚王山で第17回アドラー心理学入門~家族のつながりを育むコミュニケーションのコツ~を行いました。

今回は

「感情と上手に付き合う」

このなかで、私メッセージという伝え方の紹介があります。

その私メッセージのなかで言及する内容として、

「相手の行動」があります。

実はこれを伝えることがなかなか難しかったりします。

「あなたがそうやってずっとだらだらしていると、お母さんは宿題が終わらないんじゃないかと心配になるの。」

この文章のなかでは、「あなたがそうやってずっとだらだらしていると」

というところが相手の行動にあたるわけですが、これが残念な感じで・・・(笑)

確かに母からみれば、きっと「ずっと」と思えるくらい長い時間かもしれませんが、子どもにとったら、ちょっとだけ休憩していると思っているかもしれません。

確かに母からみれば、「だらだらしている」ように思えるかもしれませんが、当の本人はそんなことは全く思っていないかもしれません。

ですから、ここでは、相手の行動を伝えているのではなく、目の前に起きていることを自分なりに解釈して自分の意見を言っている、ということになってしまいます。

ここで数名の方が、「がびーーーん!」(昭和風)となっていました(笑)

「え~~ どう見たってだらけます~~~!」(笑)

 

まずはこの自分のめがねに気づくということが第一歩かもしれません。

ただ、これがなかなか気づけないんだなぁ~(笑)

ものごとをありのままで見ているようで、まったくありのままを見ていない。

自分の見たいようにしか見ていない。

と、これを書いていて自分の胸も痛む次第(笑)

でも、これができるようになってくると、相手とのコミュニケーションが適切に行えるようになるだけではなくて、自分の気持ちも落ち着けることができたりもします。

変な解釈を入れて、イライラしなくなるので。