地域課題解決策づくり その3
引き続き少子高齢化に対しての貢献。
いまのところ子どもが増えるという兆しは見えていないように思う。
そこについての貢献も可能だということは以前の記事で書いた→http://www.ichiojuku.com/?p=2683
ただ、このままいけば、子ども数と高齢者数の比率の差はどんどん広まっていく。
そうなのであれば、2つ解決策が考えられる。
1・労働期間の幅を広げる。
2・ひとりひとりの力を最大限に発揮する働き方をする。
まず1について。
労働期間の幅を広げるということについては、2つ考えられる。
ひとつは、単純に社会人として戦力となれる時期を早く設定するということ。
もうひとつは、生涯現役という働き方をする。
これが解決策。単純すぎるけど。
現在は、0歳~最大30歳までは学生もしくは新人ということで、ざっくりいうと会社や社会に対して生産性を高められない人財状況である気がする。
一応65歳を定年退職で、平均寿命を80歳とすると、自分の人生のうち43%の稼げる期間で、残りの57%を養う、
という流れ。
これを、0歳~最大25歳までを学生もしくは新人ということにして、70歳を定年と考えれば、それだけでこの数字が逆転する。
こんな数字だけですべてが解決するわけではないが、多少の希望は見える。
では、このためにはなにをすればいいか。
好きなこと、得意なことに注力する。
なぜこれだけでいいのか。
それは、働き方の多様性が増えてきたから。
21世紀になり、いままでとは違った働き方ができるようになった。
プロジェクト型の働き方。
これは今後も広がっていくと予想している。
プロジェクト型というのは、高い専門性を持っているそれぞれが一定期間集まって仕事をいっしょにする、という感じにしておこう。
要するになんでもかんでも平均的な力は必要ないということ。
実際にそのような働き方を実現している集団がある。
学び仲間の丹羽綾さんが組織している「自営ワーママクラブ」
では、どうしたら専門性が高くできるか。
それは好きなことを大切にすること。
そして、そこに時間を注ぐこと。
自分で経験したこともあるかもしれないし、周りにそういう人がいたという経験もあるかもしれないが、
「好き」「やりたい」という気持ちは、子どもだとしても、大人顔負け、あるいは、
想像をはるかに上回る吸収力やパフォーマンスを生み出せる。
瀬戸にも来てもらった吉田拓巳さんがその筆頭だと思うし、瀬戸市の取り組みで、仕事仲間の柴田朋子さんが立ち上げた
小中学生対象の「キミチャレ」という取り組みでは、まさに大人の予想をはるかに超えた行動を子どもたちはしている。
強い思いは、あっという間に大人の思惑など越えていく力を発揮させることがわかっている。
自分の好きなことを感じ、取り組み、時間を使うこと。そういうことが可能な環境にある瀬戸ツクルスクールと、卒業後すぐにさまざまな尖った能力を持った社会人の下での経験を積ませてもらえるという流れ。
そんな中で成長することで、早ければ20歳、遅くても25歳にはしっかりとした戦力になれるのではないかと思っている。
そして、それが好きなことであれば、少しでも長く続けたいと思うのではないか。
労働を自分の余暇を楽しむためにするものという捉え方ではなく、労働自体が楽しめるものとすることで、労働期間を延長される。
というか、生涯現役を可能にする。
こんな流れで、少子高齢化の解決策のひとつとしても貢献できるのではないかと思っている。
2つめの項目についてはまた次回。