第8章 クラス会議(13)
今回は、(12)の続きです。
このフォーマットは一歩一歩過程を経ていくものです。
しかしながら、先生の個性や創造性の余地を排除してしまうまで厳密にやるものではありません。
ハンドサインは、クラス会議のときに、敬意を欠いたり、場を壊してしまわずに意見があるということを知らせるのに全ての生徒たちにとってよい方法です。
ある先生は、意見に反対するときは、ひざの上で両手を交差させるということを教えました。
発言された意見に賛成のときは、拳をあげてから肩に置くというように教えました。
私はある団体を、誤った行動をとってしまったとき、みんなの前で謝るという提案を選んだ生徒たちのクラスを見てもらいました。
オブザーバーの一人が心配になりました。
質問タイムの間、彼女はみんなの前で謝るのは子どもにとって辱めになるのではないかと思うとコメントしました。
私は、彼女にその子どもとほかの子どもたちに、その行動がみんなを嫌な思いにさせるかどうか尋ねてみたらどうかと提案しました。
満場一致で、嫌な気持ちにはならないと子どもたちは答えました。
ここでのポイントは、大人が持っている理想の世界を映し出すのではなく、子どもたちの世界に入ってサポートすることです。