月曜日に講座をさせていただいた椙山女学園大学。
3限は73名の学生に対して講座をしました。
うーーん、どういう講座にしようかな~~。
まずは、先生に今までの講座の流れや普段の授業の様子などを聞きました。
なるほど。
次に会場の設備について。
固定された椅子と机・・・・なるほど・・・
そして、大学で何コマか授業を持っている教育仲間に相談・・・
なるほど、そんな感じね・・・・
で、ツクルスクールを紹介しつつ、なんとか眠気を少しでも感じない授業にしよう・・・3限だもんね~
せっかくだし、ただ講座をするだけはやっぱりいやだな~。
ある程度関わらせながら、やりたいな~。
でも、どうやってこの授業の目標と今回の内容をうまくリンクさせようかな~。
そこはやっぱりシラバス!
人間関係学部の目標を読み、授業のシラバスを確認し、なんとか導入部と本論部を設計。
さて、どんなことになるかな~
最初は簡単に自己紹介。
次に、本論部でとにかく話をしてもらいたかったので、事前に聞いた状況を踏まえて、アイスブレイクになるべく時間を取ることにしました。
まぁ人間関係学部なので、そうやって実際に人と関わることは学部の目的にもつながるしね。
そして、いくつかアイスブレイクゲーム。
でも、設備がしっかり固定されている設備だけに、こんな感じになるよね~という感じ(笑)
極めて動きにくい。設備は思想を表すよね・・・・
で、様子を見ながら、ちょいちょいコメントをいいたくなって・・・
アイスブレイクの途中で、好きな季節に分かれて~ということをやりました。
とりあえずお任せにしたところ・・・
全然動けない。
確かに動きにくいという設備ではあったけれど。
一応「春が好きな人~っていって手とか挙げていいからね~」とも伝えました。
数名の生徒がその役をかってでてくれましたが、それでもなかなか動かず。
好きな季節あるけど、どうしたらいいの状態。
なかには、「どれも好きじゃないし」っていう生徒も(笑)中学生か!!(笑)まぁ想定内(笑)
「みんなね~ 自由に動いていいんだよ~って言われても難しいよね。自由教育って自由でいいなぁ~って思ってるかもしれないけど、実はすごく大変なんだよ。動かないと何も進まないからね。
じゃぁ春の人は右手前、夏の人は右後ろ、秋は左手前、冬は左後ろ。じゃぁ動いて~」というとフットワークも軽くなる。
「ね、管理されるってすごく楽な感じがするよね~」
だいたいオルタナティブスクールのような教育をしていると、「集団行動」についての話しがでるけど、果たしてこの状態が「集団行動」ができる状態なのか?
これからの時代、この種の「集団行動」ができてもどうしようもない気がすごくしました。
っていうか、集団行動ではなくて、奴隷行動だよね。(もちろん生徒がすべて悪いわけではない。今回は突然こんなことやらされているし、動きにくい環境でもあるし。でもそういう部分は雰囲気として私は感じました。そして、一部の管理者が動かしやすいように育ってるな~と。)
その後もいくつかアイスブレイクを慣行。その後、友だち同士で席に座っていただろう生徒たちを分断してグループづくり。
「え、友だちと分けられちゃうの?」的な空気もでたけど、見てみぬふり(笑) 作業の一部ということで、淡々と。
4人1グループ。
ここでもまたアイスブレイク。まず2者で。
定番のゴリラ・ゴジラゲーム! もうこれは大盛り上がり!!
もしかして最初からこれをやっておけばよかったのか?と一瞬頭をよぎりましたが、いやいやこれまでの耕しがあったから、ということにしておこう・・・(笑)
ちょっとスキンシップを入れたところで、もう一歩。
心で握手!
やり方の例として前に出てきてくれた生徒がいいリアクション!
これもなかなか盛り上がり。
やはり二者だとやりやすいんだろうな・・・
からの~ セブンイレブンジャンケン。こちらはグループ4人全員で。
これも一発でそろうとなかなかいい感じに。
さて、お次は、動画を使ったクイズ。
これも食いつきよかったですね~
そして、これをまずは2者で相談して、それから4者で相談。
これもある意味アイスブレイク。
からの~ようやく本論(笑) ここまで1時間くらい使ったかな。
途中、まだやるの~という雰囲気にもめげずやりきりました。
まずは人間関係学部の目標を確認。二者→四者の流れ。
そして、人間関係論の目標を確認して、本論。
まずは簡単にツクルスクールの位置づけを確認。
そして、「義務教育」ってなんだと思う?という問い。二人で話し合い。
「行かなければいけないところ」という答えが多かった。
ここで、教育基本法を確認。そこには必ず学校に行かなければならないということは書いていないことを確認。
ちょっと「えっ」という雰囲気が・・・そうだよね。行かなきゃいけないと思って、言われて、今までがんばってきたんだもんね・・・
そこからの既存の学校と瀬戸ツクルスクールのシステムの違いとそれぞれのシステムでつきやすい力の違い。
ここでひとつ失敗。
配布したプリントは回収しないし、評価には入らないよ、と言わなければいけなかった。
そうすることで、最後に、今回自分のした選択(プリントに書いたのか、書かなかったのか)はどうだったのかということを問いかけなければならなかった。
ここのインストラクションはへたくそだった・・・ごめんなさい。
画面にでてきた答えをみんなすごくまじめにプリントに書き込むんだよね~。
あくまで私の主観でしかないのに、すごくまじめに・・・
でも、それは納得してというよりも、答えをただ書いているだけ。
極端にいえば、単位をもらえるから書いているだけ、って感じ。
もちろんそうじゃない生徒もたくさんいたと思うけれど、雰囲気がそんな雰囲気。
まぁでも私も大学生のころはそんな感じだったから仕方ないといえば仕方ないか。
ここからはある程度のスピードを持って進めました。
最後にいくつかの問いがありましたが、それはほとんどできずに終了。
まぁ問いかけだけはしたので、ひっかかる子には引っかかったかな。
ということで、初めてということもあり、まだまだなところはたくさんあったけれど、とりあえず誘っていただいた先生にはご満足いただけたのでよしとしよう。
普段の講義形式の講座とは違ったので、生徒たちもいろいろやりにくかったかもしれないけれど、みんながんばってお付き合いしてくれた。
今回の内容について、なにか引っかかる所があったということでもいいし、アイスブレイクで何か感じたことがあったということでもいいし、何かしら普段は感じられないことが感じられた時間になったなら、よかったかな~と。
でも、本当に貴重な時間をいただけた。
今回、お話をくださったS先生、ありがとうございました!!