勇気はいかに回復されるのか
罰や説教では変えられない
この主題を扱う時、罰することや諭すこと、説教することでは何も得ることはできないということは
いくら強調してもしすぎることはない。
子どもも大人も変化がどの点で起こらなければならないかを知らなければ、何も成し遂げることはできない。
事情を理解していない時には、子どもはいっそうずるくなったり、臆病になる。
時々、諭したり、説教したりして、変化が見られるときもあるかもしれません。
でも、それは本当の変化ではないということを知っておくことは大切だと思います。
その変化は見せかけの変化である可能性が高いと思っています。
子どもは、ある意味素晴らしい観察眼を持っています。
その場をどのようにしたら、一番省エネで、自分にとってよいのかということを見抜きます。
それが達成されるのであれば、喜んで説教を受け入れた反応を見せると思いますし、あたかも諭されたかのように振る舞うことができます。
それでも、大人は説教が好きだったりします。
自分の手に入れたかった結果を何も手に入れられないと分かっていてもです。
それは、自分が一瞬でも優越感を感じられるからかもしれませんし、その方法を使い慣れている、または使われ慣れているからかもしれません。
いずれにせよ、罰や説教は上下関係のものであり、決して勇気づけにはならない。
目の前の課題に「よし取り組んでみよう!」と心か思うようにはならないということを常に肝に銘じたいと思っています。