「不幸の心理 幸福の哲学」 岸見一郎(著)

出版は2003年。私は「嫌われる勇気」も読みやすくて好きだが、個人的にはこちらのほうがかなり響いた。

岸見先生の専門である哲学を軸に、アドラー心理学を紐解きながら「幸せとは何か」「善く生きるとはどういうことか」ということなどが書いてある。

本書より「私は他の人の期待を満たすために生きているわけではない。また他の人は私の期待を満たすために生きているわけではない。」

私は哲学を専門に学んだわけではないが、それでも興味深く読み進めることができた。思考することが好きな方にはおすすめかもしれない。