ポジティブディシプリン シンクタンク1

ポジティブディシプリン シンクタンク1

カンファレンスに続き、シンクタンク(シンクタンクとは、政治、経済、科学技術など、幅広い分野にわたる課題や事象を対象とした調査・研究を行い、結果を発表したり解決策を提示したりする研究機関のことです。think tankという言葉通り、頭脳集団などと表現されることもあります。※正社員専門の人材紹介会社エリートネットワークHPより引用)

最初はシンクタンクに参加する予定はなかったけれど、スタッフの柔軟な計らいにより、参加することに。

金曜日の夜から始まったけれど、初日はほぼウォーミングアップといった感じ。

7月13日(土)からメインプログラムスタート。

8時スタート。なかなか早いw

アイスブレイク 「Pass the beat」

最初は小さな輪からスタートして、「Pass the beat around the room!」の文章の単語を一人一単語ずつ言っていくアイスブレイク。

最後は約200名がひとつの輪になっておこなった。いわゆる「牛タンゲーム」の簡単版。単純だが一体感は生まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

アドラーの言葉

8名程度のファミリーグループに分かれてワーク。

それぞれのグループに「アドラーの言葉」が配布され、それの基づいて、

・どんなコンセプトに沿っており、どんな活動をし、どんなポジティブディシプリンツールを使うのかということをみんなでディスカッション。そして、このワークから何を学んだのかということを共有するという流れ。

例えば、

「間違いを犯すことは、そのあとにどのような行動を取るかということほど重要ではない。」(ルドルフ・ドライカース)

この引用に基づき、「認知の力」と「直す前につながり」を、というコンセプトとして持って、親や先生向けには、「勇気づけVS賞罰」、「解決策に集中する」といったアクティビティを行ったり、あるいは子どもとの関わりでは、PDツールカードを使うとしたら、「ユーモア」「共感する」「失敗から回復する」といったカードを使う、ということを考え、それらをすることで、どのような経験ができるかをまとめ、最後にここから自分たちは何を学べるかということをまとめました。まさにThink Tankといった感じ。

私たちのグループもなかなかまとまらなかったけれど、なんとか時間内にまとめられた。

※アドラーとともにルドルフ・ドライカースの名前も何度もでてきた。アドラーの考えていたことをより整理して体系化したルドルフ・ドライカースへの多大なる敬意を感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

アドレリアン・サークル・トーキング

次にもう一度全体に戻って、二重の輪になった。

内側の人だけが時計回りに動く。そして、対面した人と問いかけられたことに対して二人で短い会話を行うというもの。

例えば、「あなたにとって、自分を知る、とはどういうこと?」

といったようなかなり深い問い。それを瞬時に考えて、目の前の人に話す。

もう頭フル回転!でも、こうして瞬間的にでる言葉は、自分の考えの深さを振り返ることができる時間になると思った。

フィードバック

そして、再度全体に戻り、「フィードバック」について。

ずっとそうなのだが、何か答えを先に与えられるのではなく、まずは自分たちで考えるスタイル。

ここでは、

フォードバックされるとき、どのような怖れを持つか?

フィードバックはどのような機会になり得るか。

この二つを橋渡すために必要な物はなにか?

ということをみんなでブレスト。

なんとなく感じていることを、こうやって明文化することはとても大事だと思った。

特に、そのときに持つ負の感情についてみんなでブレストするのはとても効果的だと思う。

例えそれがいいことだったとしても、そのときにでてくる可能性のある負の感情を無視しないことはとても大事だと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

メンタルヘルスとソーシャルジャスティスとアドラー

ブレイクアウトセッションということで、3つに分かれてセッション。

私は上記のタイトルのセッションに参加した。

特にソーシャルジャスティス(社会正義)としてのアドラーをどう捉えたらいいのかということを聞きたかったので。

メンタルヘルスにしてもソーシャルジャスティスにしても、結局は取り組むことや目指すものはほぼ共通すること。

それは、対等であること、自己理解すること、様々な認知を認める事など。

この授業の先生はファミリーグループの先生でもあったので、リラックスして聴くことができた。

改めてアドラーの全体像を見せてもらえたのも興味深かった。

ということで、盛沢山の午前中がここで終了。

このあたりも報告会で実際にやってみてもいいな、と思っている。

午後からはまた明日~。