勉強を教えるっていうけど、何を教えるの?

自分のためのアウトプット。

「教える」って何を教えるの?

5つの技能

・運動技能(書くなど)

・知識獲得(様々な物事を知って自分の知識体系を広げて、自分なりの思考システムをつくり、広げたり、深めたりする)

・問題解決(そのまま。今自分に起きている問題をどのように解決できるか)

・学習方略(自分にあった勉強の仕方を見つけたり、それをどうやって実行していくか)

・態度(勉強に対してどのような態度を取るか)

それぞれに対しての取り組み方

・運動技能・・・スモールステップ。とにかくできるところまで細分化して、それを積み重ねていく。運動技能はとにかく続けていればできるようになる。その続ける力を持たせるためにも即時フィードバック。でも、褒めたりしない。ただ、目標に向かって適しているかいないかというところだけを本人が自覚できるような関わりをする。もちろん本人のやる気スイッチとなるようなところも観察して見つけることも大切。

・知識獲得・・・本人の注目を得られるような提示をする。また、本人の持っている知識と新しい知識をつなげるような投げかけも。そして、それを整理整頓したり、それを自分でできるようにしたりする。また、獲得した知識を単純に覚えるだけではなく、その背景なども伝えて、知識としてしっかり根の生えた状態にする。最終的には、根っこから葉っぱまで成長していけるような知識システムを構築するようにする。この本では「メンタルモデル」としていた。

 

・問題解決・・・具体的な例を抽象的なものに置き換えられるようにする。そうすることで、いろいろなケースに応用できるようにする。また、様々な問題にいろんな人と取り組ませることで、知識や知恵を転移できるようにする。また、聞いたこと、読んだことをどのようにまとめられるか?ということも大切。自分がどこを問題と感じているか?どこに焦点あてがちなのか?ということが分かる。また、話す、書くということに関しては、ある程度の型を教えることが大事。

・学習方略・・・いろいろな勉強法を提示する必要性がある。その子がその子にあった効率的な学習法を見つけられるようにしたい。また目標設定の仕方やその目標を達成するためにどのように実行していくか?ということもサポートしたい。そして、フィードバックや振り返りを適切に得られたり、実行できたりするようにもしたい。

 

・態度・・・なぜ学ぶのか、あるいはなんのために学ぶのかということをできる限り本人の視点で語れるようにしたい。もちろんその子の得意な点などを見つけて、そこからサポートしていくということも大事。また、面談などでは、出来る限り共感をし、信頼関係を作り、成長の困難さに寄り添いつつ、自己効力感を高めるような関わりをしたい。なによりも、あせるのではなく、相手の成長を信じて待つというように教える側がスタンスを変えられるかどうかが一番のネックかもしれない。

 

授業デザイン力

・ガニエの9教授事象

1・注意を引く

2・内容を知らせる

3・今までの知識とリンクする

4・新しい内容を提示する

5・新しい内容を説明する

6・トレーニングする

7・フィードバックする

8・評価する

9・ほかの場面に活かせるようにする。

ARCSを意識する

A:注意を引く、好奇心を引く

R:関係づける

C:やって自信を感じさせる

S:満足感を与える

 

ロケット型で考える。

しっかり目的は明確にされているか(先端)、ニーズは子どもが感じられているか(ロケットエンジン)、学習の内容は適切か(胴体)、リソースは適切に使いこなせているか(左翼)、フィードバック(右翼)はできているか。

こんなことを確認しながら、「教える」

 

ということで、今回は先日読んだ本を見ずにすべて書いたということ。

基本的なことは外れていないハズ。

やっぱり読んだらこれくらいはアウトプットできるようにしたいですよね。

読んだことを自分の血肉にするために。

ぜひしっかり内容を確認したい!という方はこちらを購入してくださいね(笑)

 

一尾塾 2017年度 募集状況

http://www.ichiojuku.com/?p=4326

今後の講座日程

【満員御礼】12月23日(金・祝)、24日(土) アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース

2017年1月7日(土)8日(日) アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース

2017年2月11日(土) 10:00~11:30 新中1向け 中学生の勉強のやり方講座

2017年2月25日(土)26日(日)アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース

2017年3月5日(日)12日(日) 10:00~19:00 アクティブ・ブレイン・セミナー ベーシックコース

直接お電話、メールでのお申込みも受け付けています。

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