「子どものやる気を引き出す」は上から目線

子どものやる気を引き出す教師の技量、という私の好きな本があるが、果たして、「引き出す」ということが適切な言葉なのか。

教師が「引き出す」という時点で、子どものやる気や資質は引き出さなければ出てこない、だれかの助けがないと引き出せない、という上から目線ニュアンスを感じていた自分がいた。

すでに子どものやる気やステキなところは発揮されていて、それに対してどういう見方をして、どういう伝え方をするのか、ということが対等な関係のなかでの教師の大切な仕事なのかもしれない、という思いになった絵本。