現在私塾のほかに、学習会グループを4つほど運営している。まさに非営利なのだが、この本を読んで、
「非営利だからこそ人として、団体としての資質、行動が問われるのだ。」
ということをメッセージとして受け取り、身の引き締まる思いになったことを覚えている。
また、非営利を運営するほうが、営利団体を運営するよりもハイレベルなのだということも感じた。
営利団体であれば、どういう振る舞いをしていようが、最低限売り上げがあがっていて、給料を支払っていれば、人はついてくる。それが働く動機でもあるからだ。
しかし、非営利団体の場合は、お金というよりも、その団体の目指す使命に心を打たれ人は動いている。そもそもがお金で動いていない。だからこそ使命がぶれてしまったり、外れたことをしてしまうようでは人はついてこなくなり、結果として運営もおぼつかなくなる。
そして、だからこそしっかりと稼ぐことが大切なのだということも言える。なぜそうなるかということを書き出すときりがないので、続きはぜひこの本を読んでもらいたい。
非営利組織の経営 P.F.ドラッカー(著) 上田惇夫+田代正美(訳)