4冊目 リフレクション大全
以前、こちらのワークブックを使ってしばらくリフレクションをしたことがあった。
こうやって意識的、意図的に行うことで、普段だと見過ごしてしまうこと、なんとなくやり過ごしてしまうことに気づくことができ、それによって次の一手を考えられるようになると改めて感じた。
この本では、様々な形によるリフレクションについての実践やそれについての考察が書かれていた。
いずれにしても、いかに意識してやるか、というところ。
私自身がアドラー心理学を学んでいることもあり、どうしても以下のような内容が目に留まってしまうが、多くの場面で共通していたこと。
・対等性
・ポジティブな面に目を向ける
・行動ではなく、信念について考える
・多様性
この4つは多くの実践に共通していると思った。
そして、これらは今までのやり方を変えていく必要があるということともいえる。
おそらく以前は、
・序列性
・ネガティブな点(不十分な点に目を向ける)
・どのように行動を変えるか
・統一性(法則性)
ということになるのかな。
昔のようにある程度の答えがある状況であれば、上の人のいうことを聞いていればよかったし、ある程度の法則に則っていればなんとかなった。(答えがあるとされていたから)
たとえネガティブなところを言われていても、答えに向かっていればなんとか頑張れただろう。信念を揺るがすほどの外圧的価値観の波もなかっただろうし。
しかし、今は社会を取り巻く環境は大きく変わった。というよりも、ようやく支配的で独裁的なやり方では時代に追いつていけないということに気づいたといったほうがいいかな。
一人一人が自分のそのときに持てる力を発揮して、みんなで協力しながら試行錯誤していく。
学びも上意下達だけではどうしようもなくなったということだと思う。
もしかしたら、子育てについてもこれと同様なことができるかもしれない、と思った。
今後の子育て講座で導入できることが結構あると感じた。またやってみて、振り返ろう。