コツコツ訳しています。全14章。今回で第4章が終わりです。次回から第5章。「どうやって子どもを動機づけていますか?」
失敗から回復する6ステップ
1・決められたルールよりも、なにを大事にしたいのかという心に立ち返ろう。
(そのことに立ち返ったことで、彼女の大学選択の手助けをすることができました。決められたルールというのは、宿題をやらないと罰を与える、というような取り決めです。)
2・理解、尊厳、尊敬の念をもって、自分が関わってもらえたらうれしい関わり方で、子どもと関わろう。
(単純にあなたが一番いいと思ったことをやっただけなのに、もしだれかがあなたを罰で脅したらどう感じますか?)
3・あなたにとって大事なこと、そして、なぜ大事だと思っているのかということを共有しましょう。
(相手に愛してるということ、そして、尊敬の念が伝わるようにしましょう。)
4・あなたの子どもに取って大事なこと、そして、なぜ大事だと思っているのかということを見つけ出しましょう。
5・ルールに例外を設けるようにしましょう。(これは甘やかすこととは違います。)
6・例外のパターン(だれかが我慢するとか、自分は関わらないというような)をつくってしまわないように、みんなの要望に見合ったプランを考えるための時間の約束を交わしましょう。
あなたと子どもとの距離が遠ざかってしまうような喧嘩をしてしまったと気づいたときは、自分自身に尋ねてみましょう。
“私は恐れや怒りから行動をしているかしら、それとも、愛や信念を基に行動しているのかしら。”と。
それから、この6ステップを使って、自分の失敗を正し、あなたも子どもも勇気づけるポジティブ・ディシプリンのやり方を思い出しましょう。
ポジティブ・ディシプリンのスキル
1・失敗は素晴らしい学びの機会だということを伝える。
2・子どもたちは、自分で決めることができ、失敗から学ぶことができるという信念を持つ。
3・なにが?あるいは、どのように?という質問を親しみを持ちつつ行い、それを通して、子どもが自分の選択の一連の流れとその結果を模索できるように手助けする。
4・子どもといっても、感情のある一人の人間であるということを忘れず、理解と尊厳、尊敬の念に基づいて関わる。
5・あなたにとって大事なこと、そして、なぜ大事だと思っているのかということを共有しましょう。(相手に愛してるということ、そして、尊敬の念が伝わるようにしましょう。)
6・あなたの子どもに取って大事なこと、そして、なぜ大事だと思っているのかということを見つけ出しましょう。
7・ルールに例外を設ける。(これは甘やかすこととは違います。)
8・問題が起こった時に、すぐにどうこうしようする代わりに、みんなが関わることができるようなプランを生み出す話し合いの日付を決めるか、家族会議を待つ。
実践してみよう
深呼吸をする。
子どもに一緒にやってくれるようにお願いしてみる。
好奇心の帽子をかぶり、聞く耳を持つ。
そして、子どもに、あなたが親として失敗してしまった例を教えてくれるように頼む。
失敗から立ち直るための4Rを使い、それぞれのRに対する答えを書いてみる、あるいは、子どもと話し合ってみる。
4つのRとは、認識、責任、和解、解決。