昔、フランチャイズの塾で働いていた時に、スーパーバイズしていた会社がいっていた。
「集合天才」
ひとりひとりでは大きな力にはならないけれど、一人一人の知恵や経験を合わせれば、「天才」となる。
というような感じ。
理屈は分かる。
しかし、実際は、そんなことは起こらなかった。
むしろ「集合天災」(笑) あるいは、「集合バカ」かもしれない(笑)
当時集まっていた人材を改めて考えると、仕方ないかもしれない。
私も含めて、いわゆる「優秀」と呼ばれる人材は少なかったから。
まぁだからみんなで力を合わせましょう的な感じだったのだけれど。
しかし、それは「優秀」とされている人材がそろっている所でもそうなってしまうんだろうな、と。
いろいろとごまかしちゃっていた某自動車メーカーや某電機メーカー、某電力会社を見て思う。
いや、ふつうばれるでしょっていうか、そういう次元じゃなくていろんな危険があるでしょって思うのに、大丈夫でしょって。
たぶん幼稚園児でも判断を間違えないだろうことを間違えちゃう。
いやいやそれはいじめでしょってやつを、組織越しだと、いじめじゃありません、的な。
せっかくの「優秀な頭脳を持つ集団」なのに、「集合バカ」になっちゃっている。「バカ」だけならかわいいけど、天災レベルになっていることも。まぁ実際は人災なんだけど。
きっとそこにはいろんなものが欠如していたのだろうと思う。
当事者意識の欠落。
自由や責任の意味の取り間違い。
保身。
イメージ力の欠如。
一方向的な思考。(多様性のなさ)
こういうことをやっていては、やっぱりまずいわけで。
これを反面教師とするならば、これらの欠如していたものをきちんと学んでいくことが大事だということになるか。