訳してます。
思考・感情・行動
15歳の男の子
出来事:
友人の病死
子どもの決定:
こんなに悲しい経験は二度としたくないので、もう友達は作らない。
子どもの感情:
悲痛、あきらめ、絶望
子どもの行動:
彼の友人の死後少し経った後、新しいところに引っ越したとき、彼はもう二度と友達は作らないということと、学校にはいかないということを決める事で、自尊心を保とうとしました。
13歳の女の子
出来事:
両親の絶え間ないケンカと厳しい対立
子どもの決定:
両親はお互い嫌いあっているから、おそらく離婚するだろう。もし離婚すれbが、家族は別れ別れになる。そして、それぞれが一人ずつ子どもを引き取るだろう。彼らは離れたところに住むだろうから、私は弟に二度と会えなくなるだろう。
子どもの感情:
痛み、恐れ
子どもの行動:
弟がいつも家の手伝いを断ることで、母親を怒らせていたことに気づき、彼女はまねをすることにした。そうすれば、子どもを二人とも父親に預けようとするだろうから。そうすれば、少なくとも弟と離れ離れにならなくて済む。だから、一旦彼女が引き受けたお手伝いでも断った。
人の取る行動は、あなたが相手の認知と私的論理を理解してはじめて意味を成します。
それゆえに、子どもの行動を動機づけている信念や感情を理解する前に、子どもより先に目を向けるのは不可能です。
衝動的に行動しているように見える子どもたちや、何人かの大人にとって心地よくないと考えられていない子どもたちをひと固まりのグループとすることがあるようですが、そんなとき、最低限の理解に達していないのは明らかです。
思春期の子どもの考えることや感じることを理解するためには、評価をしない姿勢が必要です。
そして、あなた自身の認知と分ける必要があります。
思春期の子どもたちは、彼らの私的論理や感情を信頼してくれる人に対して多大な信頼化を抱きます。
時々セラピストのやることは、子どもたちの心の内側にある信念を理解するということだけのこともあります。
ただし、だれであろうと、思春期の子どもの信頼に対して、尊敬の念を持ち、真剣に扱わなければなりません。もしそうでないと、彼の私的な世界を共有したにもかかわらず、裏切られたと感じるからです。
もう一度子どものことを理解しようとするときに、子どもたちの言葉を聞くと、改めて、子どもたちが本当に考えていることを理解することがどれほど重要なのかということが分かります。
子どもはいいます。
”ほんとうに多くの親たちが、理解がしていないの。
親が私たちのことを理解しようとすればするほど、その代わりに私たちは親のことに耳を傾けるようになるの。
親は子どもから学べると思うの。
だから、一度にたくさんの質問をしようとしないでほしい。そうされると、頭がおかしくなってしまいそう。
私たちが外出するときなどに、落ち着いてあなたが知りたいことが何なのかということを知らせる方法を見つけてほしいわ。
そすれば、私たちをつるし上げて、うんざりするさせるような質問をしなくても、私たちから伝えるようになっていくわ。
思春期の子どもは、あなたが私たちになにか言おうが言わまいが、やろうと思っていることをやるの。
私はこの本に書かれているみたいに、こんな風にいってもらうのが好き。
「~してくれたらって私は思うの。」
正しい選択をしてほしいのではなくて、その選択がよかろうが悪かろうが、その一連の行動と結果に対して向き合うことを願っているということを親は子どもに伝えるべきだと思うわ。
最初のうちは失敗から学ぶこともできない子どももいると思うの。だから彼らにそれは望まないようにしてほしい。
親には、子ども時代は一生に一度しかないということを憶えておいてほしいの。
私たちは過ぎた時間は取り戻せないの、だから元気づけて、子どもらしく、楽しまさせてほしいわ。
でも、見守っていてほしい。私たちの人生がめちゃめちゃになってしまわないように。
私たちは話を聞いていないように感じるかもしれないけど、聴いているの。だから、リラックスしてね。”