訳しています。
第12章 なぜ思春期の彼ら・彼女らはそのようは行動をとるのか。
思春期の心理学
思春期の子どもが、授業をさぼったり、兄弟げんかをしたり、かばんがゴミに見えるものだらけだったり、宿題をやってこなかったりするとき、また、突然不機嫌になったり、口を聞かなくなったり、火と思ったら、急に異常に興奮したり、ということがあると、それらに対する診断が始まり、病気であるということを見つけ出そうとします。
よくある診断が、”ODD”(反抗挑戦性障害)です。(興味深いのが、子どもをコントロールしようとする親であればあるほど、子どもはより反抗的になっていく、ということです。)
もしあなたがテレビなどをよく見ていてたら、いろんな診断の名前を知っているでしょうし、それに対する薬のことも知っているかもしれません。
医者に行けば、あなたの診断は適切だといういってくれるかもしれません。
これは”病理モデル”呼ばれ、かなり一般的になっています。
私たちはそういった行動に対して、異なる説明をします。
病気だと判断するか分かりに、勇気をくじかれてしまった考え方だと判断します。
私たちがお伝えする勇気づけの関わりは、あなたとあなたの子どもをよりよい方向へ向かうように助けてくれるでしょう。
私たちが思春期の保護者といっしょに取り組む中で、いくつかの行動はほかの行動よりも怖いものがあることを見つけ出しました。
そういった行動はしばしばあなたとあなたの子どもを処方箋をくれる人のもとに送るでしょう。
私たちは何十年も子どもたちと関わってきて、そういった薬に頼りすぎることは、子どもたちがとる行動よりももっと恐ろしいいものだということを見てきました。
幸いにも、過剰な薬の利用は非常に危険だということが証明されてきています。
(http://ideas.tim.com/2011/12/02bromides-are-no-better-than-zyprexa/)
この章でお伝えする情報あh、薬の利用なしで、そういった子どもの反抗的な行動にどのように関わればいいのかということに対して、助けになるでしょう。
さらに恐ろしい行動(薬物依存やリストカットなど)に関しては、次の章で詳細をお伝えします。
【今日の一冊】
最近読んで一番面白かったです。日本という国民気質というか、そういったものを踏まえてあって、外国のなんちゃらをそのまま引用しただけだったり、なんだかただ煽っているだけのような本とは違うな、と私は思いました。