こつこつ訳しています。現在第9章
エンパワーメント:長期的な視点の子育ての基礎
私たちはしばしば保護者に子どもにどのようなライフスキルを身に付けてほしいかということを尋ねます。
彼らは答えます。
“自立”
“責任感”
“信頼”
“自信と勇気”
“協力する心と貢献”
“コミュニケーションと問題解決能力”
“自主的な学習”
“正直さ”
“ユーモアのセンス”
“幸せ”
“自尊感情”
“柔軟性”
“しなやかさ”
“好奇心”
“相互尊敬”
“共感”
“自己効力感”
イネーブリングとエンパワーリングに関するリストを読んだ後に、子どもに尋ねます。
イネーブリングを行う親からはどんなことを学び、エンパワーリングを行う親からはどのようなことを学びますか?と。
答えに対して特に驚くことはありません。
イネーブリングする親からは、ほとんどなにも学ばないし、特に個人の責任を感じることなく、楽しい事だけにふけるようになります。
エンパワーする親からは、上記にあったようなライフスキルを経験のなかから学びます。
エンパワーメントされているなかで育てられる勇気は、しなやかさやつらい状況を乗り越えるための能力になります。
思春期の子供は、感情的にとても大きな変化を経験しています。親から友達中心になるのです。そして、そこで新しい世界に誘われるのです。
なかには、あまりにも辛い問題に向かうだけの勇気がなく、自殺にまで追い込まれてしまう子どももいます。
これらの子どもたちは、間違いや失敗が世の中の終わりではなく、学びの機会だということを学んでこなかったのです。
思春期の子どもたちが勇気をもてるように、親ができること
・彼らも自分自身も信頼すること
・失敗は学びの機会だということを知らせること
・罰を与えたり、救い出したりせず、もう一度チャンスを与えること
・合意や解決法について取り組み、問題を克服するための計画をつくること
・今起こっていることは今だけのことであり、明日は、今日学んだことを生かすことができるまた新しい別の一日だということを見せること。