過保護な親が育む5つの考え方

Positive Discipline for Teenagers, Revised 3rd Edition: Empowering Your Teens and Yourself Through Kind and Firm Parenting

こつこつ訳しています。現在第3章。全14章。

過保護

守りすぎ、救いすぎの子育て

 

もしあなたがレンガでないとしたら、みんながあなたの上を歩いたり、出来事に取り組むのではなく、隠してしまおうとする敷物のような存在になっていませんか?

 

2番目の短期的な目標の子育て、過保護な子育ては、自らが汚れ役となることを進んで引き受け、子どもたちを守りすぎてしまったり、甘やかしてだめにしてしまったり、救いすぎたりします。

 

このやり方をする親は、子どもたちにこんな考えを持たせます。

1・他人から過度のサービスを期待する

2・他人が自分のケアをすることが愛だと考える

3・人のことよりも物事ばかり気にする

4・“自分は焦ったり、落胆したりすることから立ち直ることができない。”ということを学ぶ。

5・“私にはできることがない。”と信じる。

 

 

過保護の子育ては、子どもが傷ついたり、つらい思いから子どもたちを守ったり救い出したりすることが親の仕事だと思わせます。

 

しかし、この子育てのやり方では、子どもたちから、自分を信じる力、しなやかな力を発揮するためのライフスキルを奪ってしまいます。

 

彼らは、痛みや落胆を生き抜くことを学ぶ代わりに、きわめて自己中心的になってしまったり、世界や親は自分に対して責任を負っていると思ってしまったり、彼らが欲しいものはなんでも手に入る権利を持っていると思わせてしまいます。

 

このように過保護な子育ては、子どもがよい人格やライフスキルを持った大人になるためのサポートとして、不適切だといえるでしょう。