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赤坂真二×堀 裕嗣 往復書簡: 転換期を生きる教師の学びのカタチ (教育単行本)

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赤坂先生

浮遊する人、そして、そこにある不安について。

 

「浮遊する人」・・・有名人やビッグネーム、カリスマとつながることが目的となっている人たち。

私自身は、そういう人とほとんど会わないな~

なぜだろうwww

 

「浮遊する人」これは劣等コンプレックスが肥大化して、優越コンプレックスになっているということだろう。

自分には自分の足りないところを埋めることはできない、と思っている。

だから、その補填として、権力や権威にそれを求める。

でも、それだけだと、どちらかというと「ぶら下がる人」という感じになる。

ここにある「浮遊感」を醸し出すためには、そこに、ある種の尻軽さがいる。

いいな~と思ったら、すぐに飛びつき、ひたすらその人を持ちあげて、心酔する。

かといって、それほど深い何かを理解しているわけでもない。

そして、気が付けば、また違う人へ。

そんな感じだろうか。

 

私自身、権力や権威といったものをあまり好きではないけれど、今の世の中はまだまだそういうものが幅を利かせているのだろうと思う。

だから、そういった優越コンプレックスによる行動がまだまだあるのだろうと思う。

でも、わからないでもない。

いや、わかりすぎるほどわかる。

やっぱり、権威や権力に弱い人は多いし、権威や権力に頼れば、自分の向上なくても、楽に物事が進んだりするから。

私もそういうものを利用できるときは、利用してしまえ、と思うから。

でも、気をつけないといけないのは、その甘い誘惑の虜になってしまわないこと。

今迄散々コツコツやってきたのに、あっという間に達成されてしまうことがあったりするんだよね~

楽なんですよね~ のっかるの。

どこかの将棋少年が活躍して、今までにないくらい土地の名前が日本中で連呼されてwww

一体いままでの、ブランドをいかに浸透させようかとがんばってきたのはなんだったのか、という。

そして、こんなに一気にいくなら、またそういう人がでてこないかな~なんてことになる。

しかし、偶発的にでてきたものは、そう何度も繰り返されることもなく、そうやって何かに頼ろうとしているうちに、自分の力がどんどん低下していくという残念な結果に・・・

 

ということで、ここで考えられるのは、目標達成も大事なんだろうけれど、やはりそれよりも大事なのは、どういう生き方をしていきたいのか?ということを考えること、ということになるのかな。

 

一体、自分は何を目的として、どこに向かっているのかという意志を根として、行動する。

そうすることで、「浮遊」することなく、学んでいけるのだろうな。