思春期の子どもがそのまま大人になることはありません、基本的に・・・

今日の彼らが、永遠にそのままというわけではありません。

 

メアリーが10代のころ、彼女の母親は、メアリーが部屋やシンクに汚い食器を置きっぱなしにしていることにいつも小言をいっていました。

いまやメアリーは同じことを彼女の夫に小言をいっています。

 

ブライアンは十代のころは、自己中心的でわがままでした。

大人になった彼は、助けを必要としている人々のためにソーシャルワーカーをしています。

 

あなたが10代だったころのことを考えてみてください。

そのときの自分と今の自分で何が違っていますか?

あなたは責任感がありますか?

人生に目的やモチベーションを持っていますか?

あなたはわがままではなくなりましたか?

ほかの人に心配りできるようになりましたか?

 

あなたが十代のころからどれくらい大きく変わったかというリストをつくることは、思春期が一生つづくわけではないということを理解することを助けてくれるでしょう。

 

 

違うように感じるかもしれませんが、彼らはまだ大人になっていないのです。

彼らの行動は一時的なものです。

思春期の子どもは、いかに自分は家族とは違うのか、どのように自分は感じ、どのように自分は考えるのか、そして、自分の価値は一体何なのかということを模索したいのです。

この家族からの分化の過程を個人化と呼びます。

 

思春期の個人化は、早ければ10歳か11歳、遅くても18歳か19歳で始まります。

何人かの人々は個人化しないでしょう(体は変わったとしても)。

あるいは、以下に書いた個人化の特徴の大きなステップをつくるのに大人になるまで待つことになるでしょう。

これについての詳しいことはまと後述します。

 

個人化の特徴
1・思春期の子どもたちは、自分がだれなのかということを見つける必要がある。

2・個人化は、家族の価値観を試しながら起こるので、しばしば反抗に取られがちである。

3・個人化は身体的にも感情的にも大きな変化を経験する。

4・家族関係よりも友人関係を優先する

5・自分でどれくらいできるかということを模索する。

6・プライベートが必要

7・親のことを恥ずかしいと思う

8・自分は万能だし、すべてを知っていると思っている。

 

ただし、これらの特徴は、ほとんど起こらないこともあるし、常に起こることもあるということを覚えときましょう。

思春期の成長は、一人一人まったく違って見えるものです。